2009年01月19日

Amtrak アムトラック

私達は、アムトラックに大変お世話になっています。アムトラックって何ですか?とお思いの方もいるかもしれません。アムトラックとは、一言でいうと「列車」です。
車大国のアメリカで列車かよと思われる方も多いかもしれません。そうです。列車です。

私は、正直にいって車を運転することが好きではないです。1年半住んで、いままでで自分の運転でいった最も遠いところは、1時間圏内のサンノゼであるというところから容易に想像してもらえると思います。
運転はどういうわけか、すごく疲れるわけです(完璧に個人の問題ですが)。幸い、わが家には私以外に運転ができる人がいるので、とてもありがたいですが、いつもおんぶにだっこというわけにもいかないので。

そんなこんなで、遠くに行くときに、アムトラック、今までいろいろな区間で(インターン中の出張なども含めて)6−7回のりました。

勝手な分析に基づく特徴を言うと

1.遅れる→基本的に時間どおりこないことが多いです。10分とかではなく、1時間とか。もっととか。

2.遅れてほしいときには遅れない→ヨセミテに行ったときに一度とアムトラックとバスでいったのですが、その帰りのこと、雪でヨセミテからのバスが20分くらいおくれました。どうせ、まだアムトラックきてないだろうとたかをくくってたら、そういうときに限ってオンタイムで来ており、すでに出発済みでした。
乗る予定だった電車がバークレーに戻る最終列車だったので、いろいろと軽く大変な目にあいました。(最終的には家にその日の夜中には帰れたので良かったですが)

3.運休する→ふとたまに運休するので、最後の最後まで油断ができません。


今回の休みには、サンフラン→シアトル→シカゴ→サンフランと旅行をして、途中でアムトラックを計画にすえていたのですが、今回もアクシデントが。

当初の予定では、シアトルまでは、飛行機でいって、シアトルからEmpire Builderという列車にのってシカゴにいき、シカゴから、California Zephyrという列車にのって、サンフランシスコに帰ってくる予定にしていたのですが、出発の前日になり、アムトラックから電話が。「なんだかいやな予感が」とおもったら、まさしくその通り。出発日のEmpire Builderが運休になったと。で次に出発するのは3日後だと。
まあ、天候とかは私達ではどうにもできないですけど、さすがにぎりぎりだし、しかも3日後だったらシカゴに着いたあとの宿泊とかホテルとかの手配どうするの?と思い、やむなく飛行機でいくはめに(結果シカゴが長くみれてそれはそれでよかったのですが)。

シカゴも雪だったので、帰りのシカゴ→サンフランシスコ便もまた運休かと思いきや、何事もなかったように出発。ほっとしたのもつかの間、いきなりスローダウンで、最初の6時間で4時間遅れって・・・。最後結構挽回しましたが、当初は、1日くらい遅れて着くんじゃないかと思いました。


そんなかわいいところのあるアムトラックですが、実はほんとに、やめられないよさがあるのです。

1.景色が感動的:アムトラックは狙ったかのように景色がいいところを走っています。California Zephyrはとりわけその極みだと思います。すごいです。シカゴを出て、ミシシッピー川、ネブラスカの大草原(大雪原)、ロッキーの山々、ユタでみた無限の星、断崖、シエラネバダの緑、レイクタホ、そしてだんだんエメリービルに近づくにつれて増えてくる建物やきれいな橋などなど。景色は、自分の眼で見て感じるものだなあと、写真には決してできないと思うことが何度となくありました。(たとえば、満天の星は、写真でうまくとれない)。

2.本も読める、酒も飲める:運転する必要がないので、疲れもなく、酒が飲みたいときは酒を飲んでも誰も文句をいいません。本を読んでも、ぼーっと星を見ても誰も文句はいいません。(当然車でないといけないところにはアムトラックではいけないので、それぞれ違った良さがあるということです)

3.のんびり:シカゴからサンフランは列車では50時間!50時間ってさらっといいますが、新幹線で東京→新大阪を約10往復できる時間です。そんななか、ただただ列車にゆられ、現代の文明の利器(とりわけ電話とネット)と離れ、読みたい本を読み、酒を飲み、お菓子や食事を食べ、(お腹がすいたら、売店にいけばいい)話をし、音楽を聴きそして何よりも贅沢な景色を眺めて、気が向いたら写真をとり、眠くなったら寝台車で寝る。室内につかれたら、大自然の中の途中の駅(外に降りて10分くらい休憩できる駅が何時間かに1回ある)で吸う空気もおいしいです。何もしない時間、何よりもの幸せだと思いました。


そんなこんなで、片道ぎりぎりで運休されたにもかかわらず、間違いなく、またアムトラック乗ると思います。アメリカの自然は広大で本当に心を打つものがあります。本当です。そんな中では運休も、遅れもまあ許せてしまうわけです。今度ものんびりと、お金はたいしてかからないけど、心洗われる旅に出たいと思うわけです。




写真:まあ50時間も乗っていれば色々な景色に出会うものです。写真では、圧倒感とかを上手く伝えられないのが残念なところです。私はとても感動しました。

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2009年01月05日

夕景、夜景

私がバークレーの好きなところのひとつに、バークレーの丘、あるいはケンジントン(バークレーの隣町)からの夕景、夜景があります。

バークレーは日本で言えば神戸とか、尾道とかに近いつくりになっていると思います。背後には山があり、前面には海があり。特徴的なのは、その海の向こう(といってもそんなに遠くないですが)にサンフランシスコとゴールデンブリッジがあるということです。山や丘から眼下に広がるバークレーの街と海だけではなく、その向こうのサンフランシスコ、ゴールデンブリッジ、ノースベイの山々、そしてサンフランシスコとイーストベイエリア(バークレーとかオークランドなど)を結ぶベイブリッジをまでが視界にしっかりはいるこの地は、とてもいい景色だと個人的には思います。

バークレーからの夕景と夜景の特徴を述べると:

夕景:
サンフランシスコの側(ゴールデンゲートブリッジの方)の山の間に陽が落ちていき、摩天楼とその北の山々にかかる空が、赤い層と暗い層に二つにわかれ、次第に赤い層がすくなくなって空が暗くなっていく様は心を打つものがあります。

夜景:
バークレー、オークランドの住宅などの(高い建物は少ない)柔らかいオレンジ色の光の波の向こうに漆黒の海があり、その向こうには高層ビルが立ち並ぶサンフランシスコの光(クリスマスシーズンはビルの外枠もライトアップしている)が眺められます。バークレーのあたりは、星もとてもきれいです。

冬はとても景色を楽しむのにいい季節です。他の季節よりも空気が澄んでいるし、霧の影響も少ないと思います。雨の日もたまにはありますが、大体晴れてますし。総じて寒くはないです。

写真にすると、感動が伝わらないといつも思ってしまいます(まあ、それは自分の腕不足だと思いますが)。なのでここではあえて写真を載せることはしないですが、サンフランシスコに来る機会があれば、バークレーの丘(バークレーヒルズとよばれる)やケンジントンからの夕景をながめるのも、ひとついいかもしれません。

東京とかNYとか大都市の夜景も「圧倒」される強さがあると思います。バークレーからの夕景、夜景には、それらとは一味違った、自然と人工建築物のマッチした美しさ、感動があるように思います。
posted by は at 05:18| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | バークレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月01日

新年を迎えて

カリフォルニアでも2009年の新年を迎えました。サンフランシスコの花火は、霧が若干でていて、今年はあいにく家からはみえませんでしたが、おかげさまでバークレーやオークランドなどイーストベイの花火を家から少しではありますが、楽しむことができました。こうやって健康で新年を迎えられることに感謝しています。

2009年も、いろいろいい経験をして、実り多い1年にしたいなあと思います。とりわけ、人間としての力(感受性や共感することであるとか、好奇心であるとか、ユーモアであるとかそういった類のものです)がよい刺激をうける1年であるといいなあと思っています。そして、ビジネス的な立場、金、名声などをもっている、もっていないにかかわらず、人にあたたかいものやエネルギー、希望を与えられるそういう人になっていきたいと思うわけです。

今日、普段見ない日本語チャンネル(大晦日ですからねー)でベッキーが言っていた事で(ベッキーはその番組で、面白いこと(冗談とかではなく、内容的に)を結構言っていて、素晴らしいと思いました)。2008年のニュースを振り返ってのベッキーにとっての2009年のキーワードは「思いやり」で、「頭」で考えることも重要だけど、なにより「心」で感じて先に進んでいくことが大切、というようなことをいってました。

2009年であろうが、2010年であろうが、2020年であろうが、2050年であろうが、心とか思いやり、そして人間力の大切さだけは、このめまぐるしく変わる世の中にあっても変わらないと思います。今までのキャリアのなかで、世間から素晴らしいとされている人(たとえば、若くして名の知れた会社で上の役職にいるとか、書いた本の人気があるとか、すごい稼いでいるとか)と幸いにしてでいろいろな方にお会いして、お話をさせていただいたり、一緒に何かをさせていただく機会がありましたが、人間としての魅力は全くその世間の評判や名声と無関係だなあと思うのが正直なところです(人間としてもっと知りたい、面白い、尊敬できるなあと思う人もいれば、全くそう思えない人もいるということです)。そして当たり前ではありますが、世間的に名声が有るわけではなくても人間的に刺激を与えてくれて、エネルギーをくれる人にも(年齢や住んでいる場所、そしてバックグラウンドを問わずして)多くお会いさせていただく機会がありました。

私は、名声か人間力かなら、人間力をとるような社会人生活をおくりたいと強く思います。偉そうな、きれいごとに聞こえるかもしれませんが、そう思います。そして、なりたいというだけではなく、深みのある人のための準備の1年として、留学の1年を活用したいなあ、そういった思いを強くした、年明けでした。

出だしから、生意気な発言に見えるかもしれませんが、学生最後の年の新年ということで心意気を述べさせていただいた次第です。今年も何卒よろしくお願いいたします。
posted by は at 19:24| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

年の瀬のご挨拶

はやいもので、2008年ももう終わりに近づいてきました。
あと1年で卒業かと思うと2年半もあっという間だなあと思います。

今年は、本当に学び多い(勉強だけではなく)1年でした。経験は金では買えないというのは、まさにこういうことなんだなあと実感しました。バークレーでの学校生活はもちろんのこと、大統領選や、こちらの旅行、インターン、サンクスギビング、クリスマスなどなど、日々、色々なことに眼を向けるきっかけがあったことに、とにかく感謝したいと思います。

将来のやりたいことについての目標をもって、それをどう実践するかを考えてすごしてきた1年でした。自分の将来のやりたいことをしっかりもって、ビジネススクールなり新しい環境へくることは個人的はとても大事なことだと思います。

将来の夢は、途中ぶれたり、再考することもあったのですが、そういった過程を経て、いい意味でやりたいことへ向けての自信や道筋が今までよりもう1歩2歩、明るくなってきた気がします。将来への目的意識や夢をもって時間を過ごすことで、自分自身をいい意味でストレッチできて(途中ちょっとストレッチしすぎましたが)、面白い経験がたくさんできました(現実の世界でどう活かすかを考えぬいてはじめて生きる授業とかも多いと思います。)。将来やりたいことが、上手くいくにせよ、上手くいかないにせよ、もしかしたら最終的にやることがすこし変わるかもしれないにせよ、目標をおいて、その目標に向かってやったことは消えることはないわけですし、そのプロセスの経験は、どんな環境へいっても当てはまるものだと思います。

ビジネススクールやスクールオブパブリックヘルスで学ぶことは、魔法の杖ではないと信じています。ただ、強くやりたいことを持っていれば、そこで学ぶこと、出会う人(教授やクラスメート)はそれを支えてくれたり、後押ししてくれたりというエネルギーになってくれると思います。

こちらの明日は、大晦日なので、蕎麦でも打とうと思います。(そば粉を買いました)。そしてケーブルテレビで見れる日本のテレビ番組でもだらだらとみようかなあと。正月ですからね。そしてサンフランシスコの花火でもみて新年を実感しようと思います。

今年、バークレーに高校時代の先輩、大学の友達、前の会社の友達などなど、結構な頻度できてくださいました。うれしかったです。ありがとうございます。楽しんで帰ってもらえていたら、うれしいなあと思ったりしています。


このサイトを見てくれた友達の皆様、本当にありがとうございました。2009年も健康に気をつけて頑張ろうと思います。また、日本、あるいは世界のどこかで会って、酒でものみながら、いろいろ話を聞けることを楽しみにしています。


このサイトを見てくださったアプリカントの方、おいでくださってありがとうございました。努力されたことに応えるような、よい結果が出られることを願っております。


みなさんによい2009年が訪れますよう。
posted by は at 04:23| サンフランシスコ 🌁| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

アメリカでのインターンで学んだこと

大変ご無沙汰しておりました。

正直この1−2ヶ月は、テストレポートなどに追われて、なんだかわけが分からないうちに終わってしまいました。やはり若干今期のスケジュールでは、無理があったんだなあと・・・。正直、この間は、ほぼ休みなく勉強&仕事をした感じがあります。毎日テストかレポート提出があり、のような感じでした。単位は程よくがいいですね。今学期は必要以上にとりすぎました。

でも、その生活もついに先週で一区切りつき、ようやく冬休みとなりました。インターンも終わりました。日々24時間、殆ど自由に自分達のことに使えることを本当にありがたく感謝する日々です。
早速ヨセミテにいってきました。今年に入って3度目ですが、1度目が春、2度目が秋だったので、雪のあった今回はまた違った風情でした。それについては、また別に書きたいと思います。

この秋学期の忙しい生活をさらに忙しくしたのは、そう、なんといってもインターンだと思います。MBAの学生は、Curricular Practical Trainingということで、学んだことを生かしたインターンを週20時間まですることが可能です。11月のはじめまでは週20時間、後半のテストシーズンも週12時間働いていました。
ヘルスシステム(医療機関を複数もっている組織とでもいいましょうか)の収益性であったり患者サービスをよくするプロジェクト達を取り仕切る部署に雇ってもらいそこで仕事をしていました。
いわゆる完全なこちらの医療機関だったので、日本とある意味まったく違った世界をみてきたことになります。

私のように帰国子女でも無い人間にとって、こちらでパーフェクトな英語を書いたり(これは相当レベルが高い)、有効にミーティングとかで周りを説得させたりするのは正直簡単なことではないです、残念なことですが。

こういった世界でやっていくコツとして、実感したことは・・・

1)自分が他の人よりもできることをフルに生かす。
自分が他の人よりもできないことをカバーして追いつこうとするよりも、自分にしかできないものをしっかり持っていることが評価されると実感しました。

たとえば、日本の医療制度については、仕事で携わっていたこともあり、ある程度の理解があります。当然、日本人など誰一人いないうちのグループでは、日本のシステムは誰よりも知っているわけです。そのアメリカの制度との比較その他についてのプレゼンテーションをしたのですが、それはとても感謝された&派生するこちらでのビジネスに関する質問をたくさんうけたように思います。(お互いに違うものからは学べるわけです)

あと、エクセルのモデリングをVBAを含めてできる人はグループにあまりいなかったこともあり、「Excelのことなら、どんなことでも、彼に聞け」状態になって、結果として、バーターでいろんなことを教えてもらいました。(もともとナイスな人たちなので、普通に色々教えてくれたかもしれませんが、みそっかす扱いを受けずに済んだ気がします)劣っている部分は、学べばいいわけで、学ぶためには、自分しか知らないものを持っていることが重要かなあと。

2)ナイスに。
笑顔で、楽しく。世界各国どこでも通用するルールだと思います。つまらなそうな人には人は寄ってこないし。楽しそうにしていることで色々な人と仲良くなれると思います。そうすると自分の意見も聞いてもらえたりサポートしてもらいやすくなる気がしました。

まあ、あくまで個人の見解ですが。

インターンはとても楽しかったです。いい経験でした。仕事の期間が今月半ばで終了した後も仲良くしてくれたり、クリスマスパーティーによんでくれる同僚がいることはもちろん、異国の地で、どのように医療システムをよくしていっているか、どういったことに気をつけているかなどの事例が見れたこと、そしてその一部に自分も微力ながら携われたことはとてもとてもよかったです。もっと医療制度に対する知識や語学力、経験があったらと思うこともありました。でもそういった気づきもきっと重要なことなのだと思います。
posted by は at 03:01| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月30日

Thanksgiving and Black Friday

この木曜日は、Thanksgivingということで、友達の家に呼んでもらって、ターキーを食べてきました。昨年は、別の家に呼んでもらってそちらでThanksgiving Dinnerをしたのですが、それぞれ家ごとに若干雰囲気が異なりまあ面白いなあと。

2年間のうち、堅かった方は、ビジネスカジュアルで来てといわれて、行ったらそれぞれの席を決めていただき、そこに座り、ターキーなどを取り分けていただいて、「いただきます」みたいなかんじで、ターキー、パンプキンパイなど一式のサンクスギビングの食事をし、歓談するみたいな感じでしたが、もうひとつの方は、カジュアルで友達が作ってくれたカクテルを相当飲んだあと、ターキーを食べたいだけ取りわけ、めいめい座りたいところに座って、途中からはテレビを見ながら楽しくいただくという感じで(このやり方だとだいぶくつろげてありがたい)、まあいろいろなパターンがあり、その違いがあるところが、アメリカっぽいなあと思いました。今年のも去年のも、話もいろいろ盛り上がり、呼んでもらってうれしかった&楽しかったです。今年もとりあえず順当に飲みすぎ、食べ過ぎました(いつものことですが)。

さて、Thanksgiving Dinnerの次の日は、Black Fridayと呼ばれており、安売りが始まります。私達夫婦もとりあえずアウトレットモールにいったのですが(店によっては真夜中0時開店とか朝5時開店とかそんなですが、もちろん昨日食べすぎ、飲みすぎた私達はおきることすらできずのんびりスタートでした)、人、人、人、車、車、車でまあうんざりでした。人ごみは苦手なのです。たしかに店によっては半端なく安い店もありましたが。

まあ、この連休は雰囲気、日本の正月みたいだなあと、だらっとした感じ。Black Fridayは初売りみたいなのりだし。気分がすっかり冬休みモードになってしまいました。ただ現実は、残念なことにこれからテスト&レポートシーズンに入っていく&やらないといけないことは、全く手をつけていないことも多く、まあ軽く不安です。でもどういうわけか何とかなるかとも思ってもいるのが自分でも不思議です(驚異の楽観思考なので)。

posted by は at 14:53| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 行ってみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

Global Health Economics

ご無沙汰しておりました。
こちらは、先週まで20度以上ありました。去年はこの時期寒かった&ヨセミテに行くことにしていたので、日本から来た友達に、「色々防寒対策持ってきたほうがいいよ」とさんざんいっていたのですが、全く不要でした。何か9月くらいからだらだらと似たような天気な気がしました。

なんだかんだしている間にハロウィンが終わり(日本で最近ハロウィンがブームになりつつあると聞き、若干ショック・・・日本や日本人にはあわないのではと思ってしまうのです。)、ヨセミテに行き、さすがに今週くらいから、少しずつ寒くなってきました。日も短くなってきたし、だいぶ冬に向かっているんだなあと思います。

さて、今学期は、School of Public Healthの授業を多くとっていて、そのうちのひとつにGlobal Health Economicsという授業があります。Economicsと名前はついていますが、各国の医療制度(サービスのあり方、お金の流れ、政府の役割)とその上手くいっているところ、上手くいっていないところについて、教授とゲストスピーカーの人が、6カ国くらい(だいたい週に1カ国)毎週話し、それ以外の週は、学生が各国の制度や問題について丁寧に調べてきてプレゼンとQ&Aをする感じでしょうか。

この授業について、思うことをすこし書いてみます。

まず、国が違えば、医療制度や医療に期待することも(何にいくら払うか、どれくらい待たないと診察を受けられないか、誰とどれくらいどんなコミュニケーションをするか、どれくらい入院するか、入院環境はどんなか、どんな技術が使われているか、どんな取り組みがなされているか)など違うわけで、色々な工夫が世界中でなされているんだなあと。

日本の医療制度、医療にかかわるサービスも、他の国に比べてぬきんでていると思えるところも多くある(たとえば、「頭が痛いんだけど」ってかかりつけ医に電話で言ったら、「じゃあ2週間後にきてください」といわれて、そんなものか。と思う人が多いであろう国もある中、日本はだいたいすぐ診てもらえてコストも安い。。。これって当たり前のようですごいことなわけで)なあと思います。それと同時に、他の国からこういうことが学べるということもあるんだなあとおもったりもします。色んなところに色々なレベル(それこそ、国レベルの政策から、地方、病院、診療所、はたまた個人レベルの取り組みまで)でよりよくなるためのヒントがあるんだなあと感じるわけです。

「他の国」というのが、ここでのポイントで、別にアメリカ、イギリスとかといった大国が必ずしも群を抜いて素晴らしいわけではなく、国ごとに良さがあるといったところかと思います。私はよりによってデンマークの医療制度について勉強し、ペーパーを書いていますが、デンマークのかかりつけ医の制度はとても面白い側面を持っていて学ぶべきところがあるように思います。さらに、授業を踏まえて言えば、デンマークに限らず、キューバにしても、カナダにしても、東欧にしても、インドにしても学ぶべきことはあると感じます。極論すれば、違いがあるということは学ぶことがあるということで、その違いを、偏見なく、丁寧に興味を持ってみることが大切なんじゃないかなあと考えるきっかけになっているわけです。

私はたまたま日本に生まれ、たまたまアメリカで今勉強していますが、どんな国にも文化があり、死生観があり、医療があり、そこでよい医療を提供しようと頑張っている人がいるわけで、みんなが眼のいきがちな、いわゆる「大国」ばかり見ていても、理解の枠はたいして広がらないかなと。できる限りフィルターをかけずに、幅広くアンテナをもちつつ、自分の頭で考えながら、「どういった要素」ある国の(たとえば日本の)医療をよりよくするか、「どういったほかの国での取り組み、仕組み、技術が」がその国に応用可能なものか、といったことを考えていくことは大切だなあと気づかせてくれた授業でした。

そんなことを考えると、やっぱりいままで以上に自分の目で世界をみないと(観察しないと)なあと、そして、もっともっと考えないとなあと思うわけです。

お金が無く、簡単に実現できそうにないのがネックですが・・・


posted by は at 17:56| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

アメリカでデンマーク語を習ってみる

今月から金曜日にインターンをしないことにしたので、休みが増えてとてもいい気分です。まあ、インターンのない最初の金曜日は残念ながら、レポートに消えてしまったわけですが・・・

今日も少しデンマーク語について書いてみようかと思ったりしています。なぜデンマーク語をしたいと思ったかについて前回書いたので、今日はどんな感じの授業なのかについて簡単に。

生徒は、15人くらい、LA (UCLA)とビデオ会議でつながっていて、UCLA側は、遠隔で授業を受ける形です。通常はクラス全体が写るように設定していて、先生がホワイトボードに書くときだけ、ホワイトボードにズームするという感じです。ビデオ会議なので、こちらからも、もちろんLAのクラスメートの様子がみえます。週2回で、1回1時間半での授業になっています。

私が何よりも、驚いたのは、その教え方です。とてもよくできている教え方だなあと思います。語学苦手な私でもだいぶ楽しんでいます。
「楽しく、しっかり」とでもいいましょうか。よくできてます。

1)語学は少人数で。
15人は適度な人数だと思います。やっぱり20人とかを超えると、語学を学ぶ上での集中力や緊張感を保つのは難しいかなあと。

2)生の語学のスピードで、かつ文化、文脈をふまえて。
基本的にその国に行ったら、だれもゆっくりしゃべらないので、そのスピードで理解できることは重要(たとえ、そのスピードで話せなくても)。あと、文化とか、これはNGとか、代表的な料理は何とか、たとえばチップはないとか、そういうのを丁寧に教えてくれるのはとてもうれしいし重要だと思うのです。
そうはいっても、当然最初は早すぎると、全然理解できないので、「できる」と思える経験が必要になるわけです。
そういった意味でテキストというかマテリアルがとてもよくできています。いわゆるセクションの会話文は教科書に一切のっておらず、各セクションごとのダイアログ(ムービー)をダウンロードしてPCやipodで見聞きしながら、勉強する感じ。(教科書には構文とか、単語とか、ダイアログの応用とかが載っているのです)

各セクションの会話は基本的にNative Speed。でも中の文章はやや簡単にしてあって、字幕(デンマーク語)が常についているので、どういう音が、どういう意味なのかが分かりやすい。教科書にスクリプトが無い分、理解するために何度もみることになるため、必然的に本文を殆ど覚えてしまい、結果速いスピードのものもなんとなくではあるが理解できるようになった気がするわけです。

3)その国にいってみたいとか、その言葉を学ぶことのモチベーションを常に刺激する。
上にも書いたように、国の話、文化の話とか、おやつとかを持ってきたりとか、見るならこことか、ああ、「デンマーク行きたいなあ」と思わせる感じがとてもいいです。大変なことがあっても、まあ頑張ろうと思えます。

4)ほめ上手
これは先生の特徴もあると思うけど、デンマーク帰国とかでもなく、劣等生の私とかでもよければしっかりほめる。これは先生との信頼関係的にうれしい。

5)視覚に訴える
教科書は、会話のスクリプトが無いかわり、基本構文の応用(たとえば、私はスペインからきました、のフランス、ドイツ、アメリカ、スウェーデンみたいな)ですが。とにかく絵を多用。
授業も絵を多用するので、視覚で覚えられる感じがします。

6)熱中させ、とにかくしゃべらせる。
授業の半分以上の時間はしゃべることに費やすのですが、基本的にはある生徒が他の生徒(だれでもいい)に質問をするという形式。いつ質問が来るかわからない緊張感はあります。よくあるのは、そのセクションの教科書の絵を見せられて、それに付随する質問をして答えるとか。
カクテルパーティーみたいな感じで自己紹介と相手に質問とか。
1日10回は確実に当てられます。
あとは、全員順番で単語や数字(デンマーク語の数字はややこしい)を順番に答えていって、全員できなければやり直しとか全員できたら大拍手とか。
これだけしゃべればよく覚えるわけです。

7)細かいことにはこだわらずだいたい。
発音は後からついてくるから、といい、まあしゃべってみろという感じ。言葉の順番とかが間違っていると先生がジェスチャーで教えてくれるが、まあゆるりと、とにかくしゃべることが重要。

8)復習重視
次の授業で習ったことを絶対しゃべらされる(できないと恥ずかしい&周りの人に迷惑がかかる)&覚えないといけないことは結構限られている&PCやipodなどでダイアログムービーを見ながら(視覚、聴覚)で何度でも復習できる、ということで復習しやすい仕組みができています。

だらだらと思うことを書いてしまいました。でも本当に楽しいですよ。

語学を学ぶというのは、少なくとも私にとっては、とても苦手で難しいことなのですが、こんな教え方もあるんだあと思ったわけです。どの教え方がいいとか悪いとかは分からないですが、少なくとも僕にはこの教え方は素晴らしいなあと。たしかに復習が大変だなとおもったり、自分はデンマーク語劣等生だなあと思ったりすることはありますが、勉強になる教え方だなあと思うわけです。

これだけレッスンをうけて、まあただ(学校への授業料はいずれにせよ払うので)というのはお買い得だなあと思う日々です。

MBAだからといって、MBAの授業ばっかりとってもやはり世界は小さくなってしまうので、幅広く色々なものをみて、色々なことを感じてっていうことは重要なんだろうなあと思います。
posted by は at 14:04| サンフランシスコ ☔| Comment(4) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

大統領選挙などからアメリカの広さを考える

こんにちは。
昨日は、大統領選挙ということで、まあ、だいぶもりあがってました。

特に序盤は、「デッドヒート」と日本では、称されていたようですが、私の実感としては、全くそんなことはなく序盤から、一方的に感じられました。(私の個人的な応援とかいう意味ではなく、周りの雰囲気がということです)

確かに、データを見ると(CNNによると)今日の段階で、
全国:オバマの得票率が53%、マケインの得票率が46%
でデッドヒートといわれるのも、まあという感じがしますが、

ことカリフォルニアにしぼってみると

カリフォルニア:オバマ61%、マケイン37%

カリフォルニアも、どうせ「民主党が勝つから」ということで選挙関係のアクティビティは両党ともに殆どなし。途中から、コマーシャルもだいぶ、みなくなりました。オハイオとか、フロリダとか競ってる州に集中するんですね。

うちの周りはもっとはっきりしていて・・・。

(CNNによると)
アラメーダカウンティ(バークレー市があるところ)、オバマ79%、マケイン19%
サンフランシスコカウンティ(となり)、オバマ85%、マケイン13%

こんなわけで、選挙戦がデットヒートといわれても実感が全く無いわけです。家の前に、「OBAMA」とか、「McCAIN」とかのプラカードみたいなものを掲げている家やシールを貼っている車を多くみるのですが、OBAMAはたぶん何十と見た中、McCAINを掲げている家は、私は1軒しかみたことがないです・・・車は2台のみ。OBAMATシャツを着ている人、バッジをつけている人をどれだけみたことか・・・。

昨日は、大統領選挙だけではなく、Proposition8という、同性愛の結婚を禁止するという法律の住民投票もあったのですが、州全体では、禁止に賛成が50%を少し超えて可決したのですが、サンフランシスコカウンティでは77%が反対、アラメーダカウンティでも62%が反対と。No for Prop 8: Unfair and Wrongというプラカードを山ほどみました。

大統領選挙にしても、Prop8にしても、反対に圧倒的にマケインが勝ったところとか、圧倒的に禁止に賛成が多いところとかがあるわけで(特にProp8は可決したし)、結論としておもうのは、アメリカは広いなーということ。「アメリカ」とひとつにくくって語ることは難しいのはもちろんのこと、どこに行くか、どこで過ごすかで、どんな人に出会ったり、どんな経験ができるのかも大きく違うんだろうなあ、と思うわけでした。
posted by は at 14:00| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月30日

オーバーコミット?

ごぶさたしてました。

先週まで夏のような暖かさで、これぞカリフォルニアという感じでしたが、今週からは朝晩はぐっと冷えてきました。それでも、昼間は20度くらいあり、快適です。雨をこの3ヶ月間で2回くらいしか見てませんが、水不足は大丈夫なのでしょうか・・・

前の会社の友達がきてくれたり(ありがとう!)、NYにいったりとてもいい時間をすごしたりしてました。

ただ、今学期は、単位数を取りすぎた(20単位)のと、インターンその他で、正直手一杯になってしまっているなあというのが実感です。正直、平日は朝から晩まで勉強したり、読み物したり、書き物したり、本当に毎日Dueに追われている気がします。当たり前なのですが、やりたいなあと思うことをつい調子に乗って何でもやってたら(結構面白そうなことが多くあったので良いことなのですが)、当然やらないといけないこと(必修のペーパーとか)もなくなってはくれないので、やりたいと思うことのクオリティを保てなくなってきてしまうジレンマに追われている、という感じです。今まで色々な仕事をしてきたり、きついといわれるMBA1年目も乗り越えてきましたが、今がいままでで一番忙しい気がします。

そんななか、色々考えてみたのですが、やっぱり追われるのはよくないので、興味があることに集中することにしました。それ以外は申し訳ないけど、やらなきゃいけないことを(卒業できる範囲で)ミニマムでこなし(ミニマムのくせに時間をとるのがにくいところですが)、3つくらいあるやりたいこと(いろいろ将来につながることをしているつもりです)に集中していこうかなと。そしてやりたいことにできる限り力を注ぎ、そういった没頭ができる時間や機会があることに感謝をしようかなと。そんなことを考えたりしてました。

当たり前ですが追われると、だめですね。。。創造的になれないです。自分からしたいことを追っていかないと。

やりたいことの1つでやっていることはデンマーク語。これは、単なる語学の授業というよりもとてもためになります。それについては近々書こうと思います。他のことも少しずつ芽がでてきたら、またポストしたいなあと。せっかくのここにいる機会なので、ここでしかできないことをやって、将来の自分のやりたいことにつなげたいなあと思ったりしてます。
posted by は at 11:42| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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