2009年02月12日

書く英語

私のようなNon-Native, Non-帰国子女にとって、こちらでプロフェッショナルレベルの文書を書くことは、大変なことです。こちらへ来て1年半以上たちますが、未だに「正しい」英語がかけないなあと実感することが多いです。

これまでの大学院生活でもドキュメントは結構してきましたし、コミュニケーションをとる上で、問題ない(意図は十分伝わる)とは思うのですが、やはりネイティブの人に見せたりすると、かなり筆を入れられるので、まだまだだなあと思うわけです。
昔英語で文書をつくって、仕事をしていたのが恥ずかしく思うことも時にはあるくらいです。英語力のせいで中身が陳腐に見えると悔しいですからね。

そんな私ですから、特に丁寧な文章を書いたりしないといけない状況(そこそこある)では、(特にお金をかけたくなく、時間がないとなると)正直結構困ってしまうことが多いのです。

そんなとき、いくつかの方法でなんとかやっているのですが、

1)もちろん、ネイティブの友達:色々な人に見てもらって、ワーディングとか、ニュアンスとか直してもらっています。丁寧にみてくれるのはありがたいです。この場を借りてありがとう!です。でも、あまりせかすことはもちろんできないし(特に夜中には頼めない)、何せ、何度も頼むのは申し訳なく思ってしまうのです。

2)英辞郎
http://www.alc.co.jp/):これは「基本」かと思います。例文が多くよくできていると思います。でも、どういう例文が有るかは分かっても、「何が正しくないか」があまり分からないことがあるのです・・・。

ここまでだったのですが、最近見つけたのが、

3)Word Reference.com
http://forum.wordreference.com/forumdisplay.php?f=6):辞書もついているのですが、私が気に入っているのは、フォーラムの方。Search this forumというところをClickして、知りたい単語などを入力すると、その単語の語法、用法などに関するスレッドのリストが出てくるのです。大体パターンとしてはNon-Nativeの人が質問して、Nativeの人が回答するという形です。(質問者、回答者の母国語も表示されている)。

これは、かなりいいです。まだ少ししか使っていないですが、今のところ活用させてもらっています。回し物でもなんでもないですし、もちろん品質の保証はできないですが。これまでの経験でいくと、なるほど、と思うことも結構あり助けてもらっています。是非機会があったらお使いになってみたらいかがでしょうか。

そして、もしそのほかにも、こんな方法がいいよというのを知っている人がいたらぜひ教えてください!少しでも、より質の高い英語が書けるようになれたらなあと思うわけです。
posted by は at 10:05| サンフランシスコ ☁| Comment(2) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

英語力

私は、海外に住むことがはじめての日本人です。そういった人間にとって、ビジネススクールのように学生同士の議論からお互いが学びあう環境で、周りの人に「へー、なるほど」と思ってもらうことは簡単なことではないと思います。その最たる理由は「英語力」、と片付けてしまいがちですが・・・。

でも英語力ってなんなんだろうと最近思います。というのも、時々によって非常に(自分の中では)流暢に話せたり、うまく話せなかったりといろいろなケースがあるように感じたからです。なので、自分なりに、どういうときがうまく言いたいことを端的にかつ、しっかりと伝えられるかを考えてみました。

自分が言いたいことをうまく伝えられるときは、
1)自分の意見がしっかり練られているとき
2)1ともつながってきますが、それまでの、あるいは関連する話のバックグラウンドとか文脈をしっかり理解しているとき
3)「その意見を伝えたい」&「聞き手が聞きたい&楽しみにしてると思っている」とき
4)いろんな形のプレッシャーがかかっていない状況(たとえば日本でいう圧迫面接のように感じてしまうと、考えがうまくしゃべれない)、逆にいえば、楽しいときはよくしゃべれる。

こうやって考えると、日本語だって一緒だなと思うにいたりました。ただ日本語の方が、ことばでごまかしてしまうことも可能なだけで、結局、言葉は違えど、内容を練って、ききたい人に(あるいは聞きたいと思う雰囲気をつくって)、しっかり伝えるということかなあと。

別にビジネスの会話だけではなくて、日常会話でもそう。たとえば、Aという友達と話をするのであれば、その人がどういったバックグラウンドをもっていて、どんなことを趣味にしていて、どんなことを先週末していて、どんなことを夏休みにする予定で、どんなことを将来したいと思っているかということをしっかり自分の中から引き出せて、自分の過去の経験や考えともプールしておいて、ユーモアを交えて話そうとする。と、すると、言葉がパーフェクトではなくても、比較的うまくしゃべれるような気がします。

そういったバックグラウンド情報がなかったり、その人が関心を持っていることや行ったところに、自分として何のアイデアもないと、うまく話を展開できず、間がうまくつまらず、あせり、いい話ができなくなると。

もちろん、文法とか発音とかも重要ですし、そういったことも向上させていきたいなあと思うのですが、内容をしっかり練って、どんな言語であれ、相手にとって「いい」話のできる人になりたいなあと思う今日この頃です。
posted by は at 05:39| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月10日

Accent Reduction Workshop

昨日、今日と春のようないい天気です。

昨日は、Accent Reduction Workshopというものに参加してきました。金曜日は、授業がなく、自主的参加の補講だけなので、まあ別に学校に行かなくてもいい「休みの」日です。こういった日に学校側は、いろいろなイベントや企画をやってくれます。このAccent Reduction Workshopもそのうちのひとつで、インターンシップを探したりするInternational Studentsのために(もちろん探していない人にもOpenなのですが)、学校側が外部の人を雇って、こういったWorkshopをやってくれるのです。日本人英語でAccentをどうしても減らしたい私にとってその名の通りのコースだと思い、無料だし、応募、参加してみました。

これがまた、思ってたより全然よくてびっくり。今まで、英語を習ってきたのとは、一味違う教え方で衝撃でした。

1)まず、「発音」はしょうがない、lとrやthはもちろんできたほうがいいが、特に語中ならしょうがない。という思い切りの良さ。いきなりの豪快さにびっくり。

2)英語の文中の母音の多いくはSchewa Soundで読まれる。だからSchewa Soundができるのとできない(しない)のでは、決定的に英語が違って聞こえるというこれも豪快な切り。

3)語中、文中のアクセント(ストレス)をまず徹底的に意識しろと。その単語だけ伝われば最低限意味が通じるという単語を丁寧に(ゆっくり、強く)発音する。

4)メロディー/イントネーションは重要だから(語尾とか)、それは聞いて、意識して真似する。

5)Facial Expression/ Eye Contactは重要。(それはそうだ)

まだいくつかポイントはあったけど、こんなコンセプトを少人数(10人くらい)の人たちと、多くの、よく考えられたエクササイズとともにやっていくというものです。これはすごい。確かに英語がうまくなった気がします。当然考えながらしゃべりながらこれらを意識するのは難しいですが、文章を読んだりするとたしかに違うような気がします。

日常で友達と英語を話すことに加えて、こんなコースがただで、受けられるということ自体がとてもラッキーなことだなあと。帰国する頃には、少しは、英語うまくなってるかな・・・。
posted by は at 07:28| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

簡潔で的を得たコミュニケーション

海外にほとんど住んだことがない自分にとって、こちらで勉強するというのは、もちろん簡単なことではなく、日々どうやったら、今よりよいコミュニケーションができるかを考えています。特に、「分かりやすく簡潔に、言いたいことをしっかりおさえて」話せるかというところは、難しいなあと思うことが多くあります。

自分なりに工夫していることがあって、それを紹介したいと思います。

1)自分が得意な分野で、意見をいう。言ったあと、クラス全体が「分かって、かつ納得、感心しているか」をみてみる。先生が解説してわかるのではなく、自分が言っている言い方でポイントを100%えてもらったか、そしてそれが「クラスにとって意味があってをチェックする。でいい終わったあと、どういえば分かりやすかったかなあと反省して、授業の後にでも次はこうやって言おうといってあとでひとりでぶつぶつと言い直してみたり(スピーチ練習)。→授業は座ってるだけでもいいのですが、それでは学びに限りが出ると思うんですよね。

2)どうでもいい長話を極力するようにする。たとえば、学校から駅に歩いていこうと思っていても、バス停で待っているNativeの友達がいたら、バス停にいって意味もなく(たいていの日常会話には「意味」はないが)はなしをする。で、話しっぱなしではなく極力、ああいえばよかったかなあとかかんがえる。

3)人の書いた文章(Webでも探せばあると思う)を極力読ませてもらう。できるだけ、自分の境遇に近いもの、可能なら同じ課題や同じテーマで自分が書いたことがあるもの。読むことで、ワーディングとか、日本人特有の彼らからしたら「変な」表現とかを減らすことができるような気がする。

アメリカ人の英語のワーディングの選び方とか、スピーチの仕方とか、そういったコミュニケーションのディテールへのこだわりはすごいと思います。「何を話したか」はもちろん前提で重要ですが、「どう話すか」が同じくらい重要なんだなと、大統領選挙のスピーチとかをみててもそう思うんですよね。「分かりやすく、かつ印象に残るような」話ができるように頑張ってみます。

こういうのは地道な作業が必要だなあと。もちろんNativeじゃないんでそこまでやる必要はないんですが、少しでもうまくなったらいいかなと。
posted by は at 04:21| サンフランシスコ ☀| Comment(4) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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