2009年12月02日

MBA/MPHについて

Thanksgivingが終わり、12月を迎えました。今年最後であろう、日本からの友人も週末で帰ってしまい、若干さびしい感じがします。

今日は、UC BerkeleyのMBA/MPHプログラムについてポストをしようと思います。私が行っているこのプログラムは、医療経営に興味がある人のためのプログラムと考えてよいと思います。日本人がほとんどいない(いままで卒業した日本人は一人だけと聞いています)こともあり、質問を受けることが多いです。過去の学校のプログラムについて(1)というポストも参考になるかもしれません。

そこにのっていない主な質問で行くと、

1)授業はハードなのか。

結論からいうと、MBAよりはきついけど、何とかなるというところだと思います。MBAの卒業単位数が51であるのに対し、MBA/MPHの卒業単位数は80です。MBAは4学期のため、学期平均にすると12強、MBAMPHは、夏休みとその後のインターンで算定できる6単位を除いても、74単位で、5学期で割ると、学期あたり15弱となります。

1年の最初の学期のMBAだけの生徒が14−15単位なので、単位数で見ると1年の最初の学期よりも、ややきつい感じが2年半続くというワークロードだと思います。正直15、16はぜんぜん何とかできる範囲ですが、17を超えてくると授業以外の事をすることに若干支障がでます。私は2年の秋学期(今から1年前ですね)に20単位とりながら、インターンをしました(普通のMBAの人の2倍近く授業をとってインターンをすることになるわけです)。終わってみれば何とかなるのですが、それは、とてもつらかったですし、クラブ活動などの課外活動などに大きな制約が出ました。20単位そこでとったおかげで、今学期はだいぶ授業以外のことをする時間もあるのですが。

MBAにおいて授業は一つの側面に過ぎず、クラブ、業界団体などの課外活動を含めてどんなことをするかが大きいところであると考えると、楽とはいえないと思います。特に就職活動もする人は、大変だと思います。それでも、何とかはなりますが。


2)MBA/MPHでのイベント

−月に一度のランチ:プログラムについての先生からのアップデート、生徒からのフィードバック、これからのイベント等の紹介、各人のインターンシップ、インディペンデンテントスタディーなどの発表、ヘルスケア関連の授業の評価、ごくたまにゲストスピーカー、そしてクラスメートとランチをたべながら雑談といった感じでしょうか。できる限り参加という感じだと思います。秋は1年から3年までが揃う感じだと思います。

−MBA/MPHの人限定のExecutive Interview:各業界のトップの人を訪問して話をします。私はKaiser PermanenteのCEOの会に参加しました。生徒5人くらいで1時間、CEOの思いを聞いたり、私達が聞きたいことを聞いたり、という感じです。

−秋のNapa Sonoma Tour:懇親会みたいな感じでしょうか。MBA/MPHの1年生から3年生までで、NapaやSonomaにバスを借りていき、ワインを飲んだり、昼ごはん食べたり、そんな感じです。

−卒業イベント:MBA/MPH生は12月卒業という、普通と違う形なので、卒業イベントをやります。卒業する10−15人の生徒とその家族、1年生、2年生が通常参加して12月に行われます(私達のときは最後の学期に交換留学にいく生徒がどういうわけか多く5月でした)。レストランで行われて、プログラムを統括しているKristi Raube教授が一人一人のエピソードを若干面白く話したり、とかいう感じのイベントです。

−メンターシップ:MBA/MPHの1年生にMBA/MPHの2年生と3年生のメンターがついて、授業や、キャリアについて困ったことなどを相談するといった感じです。私のメンターもごたぶんにもれずいい人で、何度も話をしたり、食事をしながら、困ったことなどを相談させてもらったりしました。「インターナショナルでティーチングアシスタントはできるのか」、とか「病院のインターンの仕事は見つかるのか」とか、今思えば何とかなることでも、当時は不安だったし、そういうことを支えてくれる人がいたのは幸せなことだったと思います。

−授業:MBA/MPHの人はとることが求められているコースが、MBAの人よりも多く(当たり前ですが)、一緒に学ぶ機会が多くなります。


3)MBA/MPHでよかったこと

人との出会い。これにつきると思います。先生、企業の人たちももちろんそうですが、何よりクラスメート。やはり、限られた仲間なので、一体感もわくし、とてもいいです。UC BerkeleyのMBAとかMPHとかそんな学位はともあれ、ヘルスケアをよくしたいという、志のたかい人たちと一緒に学び、いろいろ話し合い、聞きあいという経験はきっとこれからの財産だと思います。当然色々な人がグループの中にはいますが、この10人、そして15人の中には、一生仲良くしたい、そしてこれからも刺激を与えあいたい人が多くいることは間違いのないことだと思います。

posted by は at 08:14| サンフランシスコ ☁| Comment(5) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

ヘルスケアマネジメントのMBA

もう11月になってしまいました。早いなあと思っています。あと6週間で授業が終わってしまうというのはにわかには信じられない感じがします。

さて、表題のヘルスケアマネジメントについて、少し考えてみました。いろいろなビジネススクールが「ヘルスケアマネジメント」のMBAということをうたっていると思います。私は当然バークレーしか行っていないので他の学校の状況について、コメントをすることは難しいかなあとおもうのですが、MBAや似たプログラムにアプライされる方でヘルスケアマネジメントについての質問をいくつか受ける機会があったので、ポストしようと思います。

まず、ヘルスケアマネジメントとかMBA in Healthcare managementとかはとても広い概念だと思います。個人的な見解としては、製薬企業(バイオテクノロジーも含まれる)、医療機器、保険者、病院では、それぞれ、違った顧客を対象にしているし、物を売るかサービスを提供するかという意味でも異なってきます、また製薬企業、医療機器等は営利企業ですが、保険者、病院等は非営利として活動しているところも多くあります。それをひとくくりにヘルスケアビジネスというようにくくってしまうのは少し広いのではと思うことがあります。

学校によっては一部のエリア(例えば、製薬・医療機器とか)に強い特徴をもった学校もあるんじゃないかなあと思っています。

バークレーは、上記のバイオ、医療機器、保険者、病院などにマッチするように(それと国際医療もですね)プログラムディレクターがかなり授業の中身やキャリア用のネットワーキング、そしてゲストスピーカーなどがんばっているように思います。

さらにまたこのベイエリアには上記の大手すべてが揃っていることもあり、現に私が通っているMBA/MPH(Master of Public Health)を出た後のキャリアは、医薬品、バイオ、医療機器、保険、病院、それらに特化したコンサルティング、International healthなど例年幅広くなっているんだと思います。

UC BerkeleyのMBAの学生は非営利(Not-for-the-profit)に対する意識が圧倒的に高く(人はバークレーをテクノロジーの学校だとか言ったりしますが、私の個人的な印象ではそんなことよりぜんぜん「社会貢献系」の意識が強い人の多いビジネススクールだと思います。)現に卒業後、教育、環境、医療、CSR(Corporate Social Responsibility=企業の社会的責任)などそういった領域で働く人が(データは手元にないですが)とてもとても多いです。そういった文化的な背景が、一般的に給与が高くMBAを採用する機会が多い製薬、バイオ、医療機器などではなく、病院、International Healthなどの領域で働く人を生んでいるということもあるかもしれません。

バークレーに限らずかも知れませんが、MBAだけを出て、医師でない方で、病院とかで働く事例というのは余り聞かないかもという気がします。その理由としては、こちらの病院とかが、MBAだけよりはHealthcareのEducationを受けた人(Health Management専攻のMPHとかMaster of Healthcare Administration (MHA)とか)を優先して採用するからかと思ったりもします。

学校をウエブサイトなどの限られた情報だけで選ぶということは難しいことだと思います。自分の本質的にしたいことと、学校が提供するものがしっかりあうかどうかということの見極めはとても重要かもしれません(というか私も難しかったと思う)。

卒業生の進路や、授業の中身などについてアドミッションなどに積極的に質問をすることなどで自分がやりたいことにあった学校がどこなのかをしっかり検討することは大切かなあと思います。
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2009年10月24日

Berkeley Solution Group

またもやご無沙汰しておりました。

先週は、Utah、Arizonaにいっており(いやー本当にアメリカは広いなあと思いました、今までいった中で、一番「アメリカにきた」感じがしました。Antelope CanyonとBryce Canyonはぜひお勧めです。心をうつものがありました。)、今週はその「つけ」でやることが山ほどたまっておりなんだかわからないうちに終わってしまいそうな金曜の夜です。

さて、表題のBerkeley Solution Groupとは、MBA学生によるベイエリアのベンチャー企業による、有償のコンサルティング活動になります。ベイエリアのスタートアップ企業の経営者の近くで協働できることや、少しではありますが、奨学金がもらえることもあり、人気の活動の一つです。今回のプロジェクトはベイエリアのバイオテクノロジーベンチャーに対しての市場分析とビジネスプラン立案サポートといったところでしょうか。

比較的多くの応募者の中から選ばれるのですが、どういうわけか、過去の職歴やインターン歴がクライアント側にとってヒットしたらしく、私もメンバーの一人として採用していただき、今年の春学期にイタリア人とインド人(共に当時1年生)と私(当時2年生・・・今や私も3年生です(まあ半年だけですが))で授業の合間を縫ってパートタイムでお手伝いをさせてもらいました。良かったことがいくつかあったので、忘れないようにメモでもと思い。

1.志を持った優秀かつ人的にとても魅力的な人たちと一緒に仕事をさせてもらった。これはとても重要なことかなあと。個人的には、ビジネスでありながらも、パーソナリティーとして必要以上に「金」「金」していないところ、そしてなんといっても人間としての温かさ、人としてひきつけるものをもっておられ、この人のためにがんばりたいなあと思わせるものを持った人々でした。今月か、来月かにまたグループで一度クライアントにお会いする機会があるので、それを楽しみにしています。

2.ベンチャー企業がどういったところに意識があるのかを感じ取る機会に恵まれた。
毎週分析したものを持って、彼らのところに行き、ディスカッションをするのですが、その過程で彼らが意識を持っているところが分かっていく過程は「ああ、こういう風に考えているのか・・」とためになるものでした。

3.自分が経験してきたことや持っているものがベンチャーという世界でも少しは役に立つという経験ができた(まあそう思っているだけかもしれないですが)。自分は規模の大きい企業+コンサルティングというバックグラウンドから、自分がやってきたことが違った環境でどのように、そしてどのくらい役に立つのか、と思っていました。そういう意味での挑戦だったと思います。まあ、うまく行かないこともあったし、私の英語はNativeには程遠いので(こればかりは永遠のテーマですね。もう少しきれいな英語が書けたら、きれいな英語が話せたら、良い意味でもっとインパクトを与えられるんじゃないかなあという局面は日々あります。でもそれをいってもしょうがないので)、そういった意味では100%とは決していえないですが、少しでもお役に立たせてもらっていると感じる局面もところどころにあり、そういったものがとても贅沢な経験だったなあと思います。

4.一緒に働いた1年生を良く知ることができた。
Haasは一学年240人ということで同学年の人はほとんど何をしてきて、どんなことをしたいのか、どんな人なのかということについて知る機会があります。ただ、一つ下の学年となると限りがでてきます。私の場合だと、MBA/MPHの一つ下はもちろん全員知っています。授業でグループとかをしたりしている人ももちろん良く知っています。クラブにがっつり入っている人(例えばNet Impactとか)であれば別ですが、そうでないと、「よく」知る機会は現実そこまでは多くないと思います。そういった中で、違う学年の人と「チーム」で仕事が出来たのは良かったと思っています。僕らは正直授業以上に集まり、皆でクライアントのところに行き、ミーティングの後の帰りの車で反省会をしなどなど、「チーム」で一緒に仕事ができたと思います。人となりも良く知ることができて、(大変なところも時折お互いそれぞれあったとは思いますが)、何よりも楽しかったと思います。

「機会が人を育てる」というのは、そうなのかなあとここへ来て思います。私のように、ここに来るまで海外に住んだこともない、一介の人間が、こういった文化も価値観も仕事のあり方も違うところにきて、これまた全く違うところから来た人たちと、それぞれの文化的背景や「よさや過去の経験」を活かしながら、一つの小さな会社がうまく行くようにチームで努力してすこしでも会社がいい状況になるようにお手伝いする機会というのは、なかなか得られるものではないでしょうし、そういったものに出会うことを可能にしてくれる環境というのは、ありがたいものだなあと思います。
当然「やってみよう」という心意気だけは必要ではありますが、それさえあれば、最初の一歩を踏むことで、(うまくいく、行かないに関わらず)学んだり、糧になったりすることがあるんだなあと、感じたこの春のプロジェクトだったと思います。


バークレーもだいぶ秋みたいになってきました。紅葉もだいぶきれいです。でもその緑や海のきれいさの中で、昼間はまだ20度(摂氏)強あるのが、ベイエリアのいいところでもあります。

posted by は at 16:29| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月06日

Dan

Danはうちの学校の学務担当のディレクターという立場にある人で、私達学生からすると、授業、単位に関わること、インターンに関わること、そして卒業に関わることなどで質問したり、相談したりとお世話になります。

彼は本当に信頼できて、いつもプロだなーと思わせてくれます。とりわけ、

1)とても仕事が速く丁寧(特にこれは早く返事がほしいなあと思っているものについては、メールするとびっくりするくらいのスピードで返ってくる)

2)的を得た返答がいつも返ってきて(私が知りたいことに対しての答え、しかも次知ろうと思っていたことまで先回りしてあわせてきっちり返ってきて)

3)信頼できて(「やる」といったら絶対やってくれる責任感
を私は感じます。)

4)学生の相談やトラブルを心から解決しようという意欲が見られる建設的な感じ(「私の仕事でない」とか、「分からない」とかは決していわず、問題解決にむけて、前向きに調べてくれたり、あと私達がなにかアクションをとらないといけないときは、どうすればいいかをとても具体的かつ丁寧に書いてくれるので、「分からないから聞かないといけない」という状態にならない努力をしている。)

5)そして、とても紳士的で笑顔があります。(人柄や顔の表情にもそういった雰囲気が出ていると個人的には思います。)

私はDual Degree Student、InternationalでUSでインターン、デンマーク語を取得(卒業単位の足しになる)、School of Informationの授業をPublic Health、MBAに加えてとったりで、トリッキーな要素が満載ないわゆる「事務手間がかかる」生徒だったと思うのですが、必要な折に、とても丁寧なインストラクションをくれ、さらに、むしろ「いつも事務手続きをしっかりしてくれてありがとう。困ったことがあったら何でも聞いてください。」という前向きな言葉をくれることなどもあり、こちらこそしっかりしないと、と思わせてくれます。

今日も一つ、重要でかつ少しややこしい書類を提出しなければならず、彼のところにいったのですが、彼は今日も期待通り丁寧にしっかり対応してくれて、とても助かりましたし、信頼してその後の手続きを任せられます。Haas全般として事務方の人はとても対応がいいと個人的には思いますが、彼はその事務スタッフを代表する一人だと思います。

一般的に(学校とかではなく、日常生活をするにおいて)アメリカで事務処理というと、「はい自己責任、分からないことは全部聞いて」、「これは私は担当でないから分からない」、「これはこの人にきいて」、「今日は忙しいから、次回にして」「これは期限過ぎてるからもう一回やり直して」などというやり取りを経て、フラストレーションが発生することがあるのですが、そういった中でかバークレー全般としていらっとすることがすくなく、特に彼の対応は秀逸だと思うのです。

私は、どういった仕事にも「一流」があると信じていますし、そういった人から学ぶことはとても多いと思います。彼が持っているような、人と人との接し方、周囲への気配り、礼儀、そしてプロとしての心構え、責任感、丁寧さといった要素はとてもとても大切だと思うし、そういったことを踏まえて仕事がしっかりできる人が、どんな職種か、ましては、学歴か役職かどうかなど関わらず、真のプロフェッショナルなんだと思います。「人間としての魅力」ただそれだけに尽きると思います。

バークレーにきてよかった理由はいくつもありますが、このアメリカという土地で彼に出会い、彼から感じ取ったものもそのうちの一つであると私は感じています。
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2009年05月20日

卒業しないのに卒業式

この週末は卒業式でした。

先週はじめくらいから、テストや提出物などと並行して、卒業イベントが目白押しという感じでした。パーティーやら、BBQやら飲み会やら毎日続き、土曜日はSchool of Public Healthの卒業式(とBusinessとPublic HealthのDual Degreeの人パーティー)、日曜日は、Haas school of Businessの卒業式と、2つの卒業式に出席してきました。

さすがにこちらで2年勉強したとはいえ、私のプログラムは2年半なので、本当の卒業は12月。これから、夏のインターンそして秋学期もあるにもかかわらず、秋には卒業式がないという理由で、一足早く(半年前の)春の卒業式に参加することになるわけです。

最初は実感がわかないなあーと正直あまり乗り気でもなかったのですが、途中から、クラスメートが卒業していくという事実をだんだん理解してきました。

やはりさびしいものです。学校という箱は箱なだけで、そこには先生、クラスメートをはじめとする人がいてはじめて成り立つものだと思います。240人のクラスメートのほとんどは卒業していきます。僕らの同期のMBA/MPHの10人のうちの4人は最後のセメスターをExchange Studentとして海外ですごします。なので、残るのは6人だけということで、まあさびしい限りなわけです。

私はクラスメートと話し合ったり、クラスメートを観察することを通じて多くのことを教えてもらってきたと思います。自分がどれだけ多くのことを与えられたかはわからないですが、、、(自分の物の見方なり考え方なりは、彼らの考えられる(想像できる)トーンで話す努力はしてきたつもりではありますが、こればっかりはわからないものです)。まあそういった仲間達が違う世界に行ってしまうというのは少しさびしいものがあります。

これから卒業した後に、とてつもなく大物になる人もいれば、まあいい意味で普通にやってくひともいると思います。アメリカに住む人もいれば、他の国に行く(かえる)人もいると思います。それらいずれにせよ、そんな物質的なことは全く重要なことではなく、卒業した後、今まで仲良くさせてもらってきたクラスメート達が、どんなことを経験してどんなことをその経験から感じたかということをまたいろいろ聞いたり話したりする機会が多くあればなあと思います。このご時世、Facebookとかもあるので、だいぶコンタクトをとることは容易になってきたと思います。遠く離れていてもそうでなくても、忙しくてもそうでなくても、うまくいっているときもそうでないときも、仲間としての意識を持ち続けることが大切なのかなあと思うわけです。

ネットワークとかいったチープな聞こえのものではなく、人と人とのあたたかい「つながり」を大切にして、一生の財産にしていければ幸せだなあと思います。
posted by は at 02:44| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

Grader (Reader)

今学期は(そして来学期もですが)私は、グレーダーとして学校に採用されていて働いています。グレーダーとは(うちの学校ではReaderというのですが)、単純にいうと「採点官」のことです。

私が担当している、マーケティング関連のコースでは、ただ採点官といっても、4択で○、×があってというのをやっていくわけではなく、ペーパーを読んで、そのペーパーを自分なりに、何がよい、何がよりよくできると、授業の内容に、自分の知識や過去の経験などを踏まえながら、評価・分析をして、先生と話をしてアドバイスをもらい、最終的に採点をして、生徒に成績とフィードバックを返すというものです。

これが思った以上に勉強になるので、びっくりしました。まず、その一つ一つのペーパーがよくできたものであることです。今回はEvening Weekend MBAの授業でWeb2.0関連のマーケティング戦略、実行プランなどに関するものをみているのですが、特にEvening Weekendコースということもあり、私より社会人経験が長い人が多く、特に双方向コミュニケーション関連のマーケティングになると、私よりその分野における知識が深い人も多く、当然のことながらペーパーも練られたものになって仕上がってきます。

これをまず熟読(しっかり読まないとせっかく時間をかけて書いた人に失礼だし)して、さらに自分の知識が十分確かではない部分については、自分なりにしっかりリサーチをして、マーケティング戦略や実行プランの有効性、実行可能性などを検証します。加えて、自分が携わってきた従来的な消費者マーケティングを考えるときのものの見方、考え方(そういう意味で前の会社での勉強、経験は本当に有意義だったなあと思っています)を踏まえながらフィードバックとグレードを返すのですが、当然のことながら、わかりやすく、しかも次よりよいプランがかけるような形での建設的なフィードバックをかえす必要があるわけです。

この過程が勉強そのものです。ペーパーを何本も読んでいき、どういったフィードバックをするかを考えていくととても勉強になります。いいものの中から、本当によく練られているものと、練られているがもう一歩というレベルのものは何が違うのか、そういったことを考えて文章にして伝えることから、いろいろなことを学ぶことができたような気がしています。他の人のアウトプットをいろいろみて、それをみて真剣に考えることから学ぶことは本当に大きいです。

途中で先生にいろいろアドバイスをいただいたりするのですが、当然のことながら先生におんぶに抱っこでは、雇われている意味がなくなってしまうので、自分で質の高いものを出さなければいけないわけです。もちろん人の成績がかかっていることもあり、一切手は抜けません。そういう意味で真剣勝負なのです。

今学期私を雇っていただいたAndreas Weigend教授はとても学生や私のような人の面倒をみてくれるいい先生だと思いました。何度か食事やお茶をしながら1:1ミーティングをさせていただきましたが、専門の分野の実際のビジネスプロフェッショナルとしての経験に基づく知識はもちろんのこと、とても丁寧に人の話を聞き、学生の視点としてアドバイスを求め、そしてよい授業をしていこうという意欲を感じました。そういった意欲のある人と働くことができたことはとてもいい経験だったと思います。

確かにグレーダーはお金をいただくことができるのですが、お金以上にすばらしい勉強・経験ができたと思います。来学期も似たような経験ができればとてもいいなあと思っています。

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2008年04月12日

Days at Haas/ Consumption Function

もう4月も半ばですねー。はやいものです。
正直しんじられません。

今日は、Days at Haasと呼ばれる、合格者を祝う会に行ってきました。合格者を祝うということは、僕らももう2年生ということで、それは正直信じられません。まだまとめるには早いことは重々わかっていますが、振り返ってみると1年は一瞬でした。Days at Haasはバークレーが誇るイベントで、いろいろな方法で、合格者の人を祝ったりバークレーを知ってもらったりするのですが、私は合格したとき、このイベントには参加しませんでした・・・やっぱり日本にいるわけですし、難しいわけですよね。

今日のDays at HaasのイベントのうちのひとつがConsumption Functionと呼ばれる「学校の中庭で飲み食いをする会」でした。これはDays at Haasの日だけではなく、月に1−2回くらいあると思いますが、これはとてもいいです。まず、どれだけ飲んでも食べてもただです。いろいろな人に久々にあうこともできるし、毎日授業が一緒の人に「1日ぶりに」あうこともできるわけで、いろいろな人といろいろな話をするのがとても楽しいです。

今日は、先日開かれたJapan Trip後ということもあり、僕をみかけるやないなや「Kanpai」という人が結構いて若干笑いましたが、Japan Tripを楽しんでくれたことは何よりでした。

今日は春みたいな天気だったので(多分20度くらいあったと思う)、1日中外にいたのですが、1日の締めともいうべきコンサンプションファンクションが一番気分よかったです。メキシカンを食べながら明るいうちから雑談をしながら、ビールをただひたすら飲むというのは、週末に宿題をしないといけないことが分かってたとしても、楽しいものです。宿題はしなくても最悪中の最悪でも卒業できないだけですが(もちろんそれは困るし、その確率はきわめてきわめて低いと思うけど)、友達は一生ものですし、そういう人とここであって、しかもいろいろと話ができて、そんな環境にあることはとてもいいかなとおもいます。

バークレーは小さい学校だけあって、(一学年240人)、本当に殆どの人を知ることができること、これはやっぱり贅沢なんだとおもいながら、宿題は明日でいいやと思う今日でした。
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2008年03月27日

Japan Trip

長らく、ポストしてなかったのですが、先週は、テスト、今週は春休みということで、珍しく忙しくしていたわけです。

今週は、日本人在校生の有志主催でJapan Tripというのをやっています。65人以上の参加で、カリフォルニアから日本までいって、東京、広島、京都、有馬、トヨタなどを見るというものです。私はいろいろと事情があって、当日参加はできなかったのですが、日本語講座やパンフレット作り、どんなところを回るべきかの調査やいくとこをきめるところなど「参加者が日本を楽しめるよう」にするところで協力できてとてもよかったと思います。日本人としてより多くの人に日本のよさや今を知ってもらうことはとても嬉しいことだと思います。

日本人からみて、当たり前のことや意識しないことを、彼らは彼らの、生まれ育った国の文化や経験から、いろいろ感じるんだろうなと思います。そういった話をだらだらときければいいなと思っています。寿司がうまかったとかも確かに聞きたいですが、参加している面々の人となりや人柄を考えると、もっともっと面白い視点の話や私達が考えもつかなかったことが聞けそうで楽しみです。そういった意味で、春休みあけの来週にみんなと話ができるのがとても待ち遠しいです。そして彼らが次日本に行くときにも、(もちろん今回参加できなかった人が次、日本に行く時にも)日本人として、一緒に回ったり、事前にいろいろ話をしたりして、満喫してもらえるお手伝いができたらなあとおもいます。

そう、6月の終わりから日本に帰っていないので、日本がそして家族や友達がどんな感じかなあと懐しくなります。アメリカの生活もとてもいいですが、5月に帰るのが少し楽しみでもあります。
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2008年02月27日

Net Impact Case Competition

おととい書き込んだとおり、この間の週末は、Net Impact Case Competitionというものに参加するため、コロラドにいってきました。

横文字が長く続いてうんざりですが、簡単に説明すると、Net Impactとは、単に利益だけを追求するのではなく、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)などを考えながら、社会の持続的な成長を、という考えのものです。そしてCase Competitionとは、企業が接している問題について、どうするべきかを分析、プレゼンして、その優劣を競うというもの。すなわちNet Impact Case Competitionとはこのそれぞれをくっつけたものです。

こういったコンペティションはたいていグループで参加するのが常で、私たちもアメリカ人、台湾人、シンガポール人(3人ともたまたま女性でした)と組んで参加しました。バークレーMBAはCorportate Social ResponsibilityとかNet Impactと呼ばれる部分に興味がある人がものすごく多く、彼らもそういった分野にとても興味や見識をもっていて、勉強になりました。私以外はこちらの大学をでていて、こちらで働いていたので、私以外実質みなほぼNativeで、私ひとりだけコミュニケーションがNative Levelから遠いのですが・・・。

今回はあるIT企業がスポンサーで、彼らの主力ビジネスとSustainable Businessをどのようにがにというのがお題で、このコンペティションは11月くらいに始まり、予選に58チームがエントリーし、上位20チームが本選(先週末にコロラド・ボルダーで開かれたもの)に参加できるというものでした。

予選は、書類審査で、ケースの分析をして提言をパワーポイントにしておくるというものでした。たいして時間がない中で、しかも授業、クラブ、就職活動の合間にみんなやっているので常に短期決戦という感じでやってて、なんとか本選進出、でこの間のコロラドでの週末になったわけです。



本選の1ヶ月くらい前に参考資料をもらい、分析を開始!とはいっても、チームメンバーにIT業界の人のバックグラウンドがおらず、まず業界やビジネスモデル、購入者の意思決定プロセスや競合との差などの概要を理解するのに大苦戦・・・専門用語が全然分からないし、みんな就職活動とかあって忙しいので、こればっかりもやっておらず、なんとなく業界のことがわかってきたと思ってきたらはや1週間前という感じでした。

さあここからの1週間で、とは思っていたものの、1週間とはあっというまで、いつの間にやら(できる限りの準備はしたものの)、金曜日の夕方ボルダー入りという感じでした。

金曜日21時過ぎに最終的なテーマが発表になり、それから資料作成に。結局資料が完成したのは翌朝7時、プレゼンテーションの練習をしながら、資料を微修正して、最後提出したのが7時55分(締め切りは8時)。チームみんな完徹でがんばりました。

9時からプレゼンテーション。みんなで分担して、プレゼンをしました。もちろんベストを尽くしたのですが、結果上位5チームがすすめる本選の決勝には進めませんでした・・・。ファイナルにいったチームは本当にいいプレゼンテーションだったそうです。


個人的な感想(こうすればもっとよかった)をまとめると、

1)議論は絞ったほうがいい! 結局拡散すると、限られた時間の中でひとつひとつの議論を丁寧に説明できないため、いいアイデアがあっても表層的で、うまく練られていない印象を与えてしまう。

2)思考の過程(ビルディングブロック)を丁寧にみせる。たとえば、100万円売り上げが増えるなら何がどうなって・・・というところを施策とくっつけてわかりやすく見せる。どんなアイデアをもっているかよりも、それは本当にいいアイデアなのか、に興味があるような気がしました。

3)1、と2、にもかかわってきますが、事前に準備できるものは、何であれできる限り準備しておく。

4)プレゼンテーション。何回か練習したけど、これは本当にプレゼンの練習でうまくなる。英語に難のある私だけではなく、ネイティブの人も言っていたので。結局資料の中身をどれだけ伝えるか、どういった印象で伝えるかも、分析の質が高い中で争う意味では重要なので。これをテンプレートに再度練習したら英語の練習になるとも思いました。

そんなこんな書きましたが、なによりもチームである程度の期間、力をあわせて、勝ち負けのあるCompetitionに全力で挑むという経験は、とてもいい経験でした。チームメートとも今まで以上にもっと仲良くなれたし、各人の強みや性格のよさみたいなものも知ることもできました。 Nativeばっかりの中でひとりのメンバーとして、十分貢献できるかなあというのはとても不安でした。もちろん、その貢献度合いというものを知る由はないのですが、少しでもいい貢献ができていたらよかったなあと思います。まあ徹夜はしんどいですが、やってよかったかなと。またこのメンバーで飲みにいっていろいろと話でもできたら良いなと思います。
posted by は at 08:15| サンフランシスコ ☁| Comment(2) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

Business of Healthcare Conference

土曜日は、学校で、Business of Healthcare Conferenceが行われました。

http://www.haashealthcareconference.org/2008/index.html

P1010096.JPG
Haas Business of Healthcare Conferenceは西海岸で唯一とされるMBA学生主催(School of Public Healthの学生の協力を多分にもらっています)による、ヘルスケアカンファレンスです。Healthcare Provider(病院とか)、Payor(保険会社)、製薬会社、バイオテクノロジー、Medical Device、コンサルティング、ベンチャーキャピタル、大学教授など幅広い人に来ていただいて、ヘルスケアの未来についての講演をしたり、パネルディスカッションをしたり、300人を超える参加者がネットワーキングをしたり、といったイベントです。昨年からはじまり、今年が第2回となりました。写真はプログラムです。相変わらず写真のセンスはないですが・・・

参加者として、いろいろな企業や組織のマネジメントをしている人の話や意見を聞いて勉強になったことに加えて、運営側のメンバーの一人として、(参加者全員やボランティアに配るグッズやバッグをデザインしてつくってもらったり、当日の準備、片付けとかをしたりのですが)して、こういったイベントをチームでやることの楽しさを改めて実感。とくにいいチームメンバーに恵まれたので、本当に楽しく、いい仕事をしようというモチベーションを高くしながらできました。

それとよかったのが、今回もMBAの学生、MBA/MPHの学生だけではなく、School of Public Healthの学生とも今まで以上に仲良くなれたことがあります。(異論があるのを承知でいいますが)MBAの学生はやっぱりMBAの学生なわけであり、いくらバークレーMBAがDiversityにとんだ学生が多いといっても、その世界の外も人と仲良くなることで、思考や価値観の軸とかにさらなる広がりがでると私は思います(広ければ広いほど学ぶことは多い)。そしてそういった人と仲間として一緒に仕事をしたり飲んだりすることができたのは、バークレーならではのとてもいい経験だったと思います。


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2008年02月04日

学校のプログラムについて(1)

私は、UCバークレーのMBA/MPHという2つの修士号をとるプログラムに通っているのですが、そこの特徴をいくつか書いてみたいと思います。MBAに行く人は多くても、こういったプログラムに行く人は少ないと思うので、興味をもっているかたの参考になればいいなと思って、簡単にまとめてみました。

1)MBA/MPHは少人数です(一学年10−15人、うち今年の留学生は私をいれて2人)、そしていいコミュニティーだと思います。各メンバーのことをとてもよく知ることができるし、しかもとても仲良くなれると思います。いろいろなヘルスケア関連(バイオ、ヘルスケア関連のコンサルティング、製薬、医療機器、病院、保険機関、お医者さんがいる年もあります。)のバックグラウンドの人がいて話をしているだけでヘルスケアの世界が広くみえます。ヘルスケアと一口にいっても、いろいろな立場での人がここにはいるので、いろいろな見方があるんだなーと勉強になります。MBA/MPHコミュニティーについていうと、1年生は2年生、3年生(MBA/MPHは2年半なので、最後の秋の学生)をMentorにあててもらえるので、困ったこととか何でもきけたりという小さいコミュニティならではのよさがあります。月一回のMBA/MPHプログラムディレクターもいれたランチミーティング、BBQとかのイベント、それにヘルスケアカンファレンスを一緒にやったりもするので、3学年の殆どの人と仲良くなれます。

2)面白い授業が多いと思います。たとえば、Social Sector SolutionというNon-Profit Healthcare Organizationにコンサルティング会社と共同で学生のチームがコンサルティングをするクラスとかが必修になっていて非常にやりがいがあり、面白いです。また、MBA/MPHのExec. Directorでもある、Kristi RaubeのIntroduction of Healthcare Systemはアメリカの医療制度、保険制度、製薬業界、医療政策など、ヘルスケア業界全体を俯瞰した、とてもよくできた授業です。Kristiによる講義やケースに加えて、School of Public
Healthの先生や、いくつかの企業の方による講義、そして授業の最後に、ヘルスケアカンパニーか医療機関を選んで、組織の内部環境、外部環境の分析など、フィールドワークをします。この授業を1年秋学期にとることで、(一番きつい時期にMBAの必修に加えてとるので、しんどかったですが)日本のヘルスケアシステムとアメリカ双方の違いなどを理解するきっかけができてきたかなと思います。

他にもいくつか特徴があるのですが、それはまた次回にでも。

まだ来て1年も経ってないですが、私はここへきて、しかも普通のMBAでなくこのプログラムにしてよかったかなあと思っています。MBAは2年で終わってお金がかかる額も少ないし、学べることももちろん多くあるとおもうんですが、自分がしたいことに近いのはこのプログラムだし、思ったよりコミュニティの仲間がよくて、ああここへきてよかったなーと思うことがまあまああります。せっかくこういう機会があるので、吸収できるものを多くしてかえってきたいと思います。
posted by は at 16:17| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

Berkeley Haas MBA = Technology???

こちらへ来てからよく、BerkeleyのMBA Programについての質問をうけることがあるのですが、一番多い質問が、「バークレー HaasのMBAというとTechnologyというイメージがあるんですけど、実際どれくらいの人がテクノロジーのバックグラウンドがあるんですか?」という質問です。時には、「自分はテクノロジーのことは分からないですが、大丈夫ですか?」とおっしゃった方もいたようなきがします。

バークレーはこんな学校という風にイメージしてくれるひとがいることは、(学校を知っていただけるきっかけになっていると思うので)在校生としてとてもうれしいかつ、ありがたいことだと思うんですが、バークレー=Technologyっていうのは必ずしもただしくないかなと思っています。

確かにシリコンバレーはすぐそばだし、クラスメートにもGoogleとか、IBMの出身の人もいます。そして、Techのキャリアを高めていきたい人へのプログラムは用意されていると思います。でも、Techのバックグラウンドを持った人とか、Techをやっていきたいってそんなにずば抜けて多くなかったような気がします。ビジネススクールはどこもそうなのかもしれませんが、バークレーは一学年240人とUSのMBAの中ではかなり小さい部類にもかかわらず、色んなバックグラウンドの人が多くて、金融、コンサルはもちろん、僕が仲良くさせてもらっているクラスメイトは軍隊出身だったし、服のブランドを立ち上げた人だったり、学校の先生だったり、医療機関ではたらいていたり、プロスポーツを海外でやっていた人もいるって感じで、とても幅広いバックグラウンドです。

これは、私にとってすごくよいことで、いろいろな人を知ることができるし、話が新鮮でとても面白いです(これについてはまた今度)。一般的に、とおり一辺倒のエリートキャリアの人の話は必ずしも面白いとは限らないものですが、ユニークな経歴を持っている人のは、いろいろなことを考えた挙句、そういう道をすすんでいることが多いので、感じることや考えることが多く、しかも小さい学校なので、そういう人と食事をしたり、時間を見つけていろいろと簡単に話ができたりすることは本当に贅沢な経験だと思います。

うちの学校はInnovationを生むことをとても大切にしていると思います。で、そのInnovationを生み出すためには、Diversity(さまざまなバックグラウンドの人が知恵や経験を出すことで新しいものがうまれるってとこでしょうか)が必要だということを意識していて、そういった意味で幅広いバックグラウンドの人をよくしる機会が多く用意されているんじゃないかなと勝手に思っています。(少人数の学校のメリットで、人を深く知ることができるところがあると思います。)Innovationはどんな分野でも、Technologyと全く関係なくても必要なことですし。

なので、Techに興味がない人でも、もちろんバークレーを堪能できると思いますし、いろいろないい刺激をうける機会が多いんだろうと思います。(私もTechnology全然バックグラウンドなかったです)。

意識としてむしろ高くてびっくりしたのは起業意識と、ヘルスケア/バイオの関心とNot-for-the-profitやNet Impactと呼ばれる非営利や持続可能な成長への意識です。これについては、また別の機会に。
posted by は at 17:43| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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