2−3日まで、Graderとして学生のペーパーをよみ、採点コメントするのにあけくれていました。前述したとおり、私、Graderのアルバイトをしています。ようやくひと段落しました。今学期は楽してリラックスするつもりだったのですが、そうはなかなかいかないですね。昨日は4thストリートにいって一日ゆっくりしました。こういった時間はとても大切だと思います。もうすぐまた友人も日本から来るし、楽しみなものです。
今日は昼バーベキューをします。さすがにこっちもBBQをするには寒くなってきたので、今日がことし最後、すなわちバークレーでの最後のBBQかなあと思います。そう思うと若干残念な感じがします。
さて、前置きはともあれ、今日、紹介するのは、Designing Financial Models That Workという授業です。
この授業は、
いかにモデルとして機能を果たしていて
いかにBugが少なくて
いかに誰が見てもすぐわかる
財務モデルをExcelで作れるようになることを目指すという授業です。
仕事の中で今まで山ほど財務モデルを作ったり見たりしてきましたが、慣れて経験を増してくると、複雑かつ、ややこしいモデルを作ってしまいがちです。とくに自分もそうですが、作りこめばこむほど、自分にしか分からない結果、「サービスとして使えないモデル」になってしまうことに警鐘を鳴らす授業になっていると思います。
Tasker教授はダイナミックな授業を展開していると思います。最初にコンセプト・原理原則を教えて、その上で、情報を与えてモデルを生徒全員に作らせ、他の人が作ったモデル(匿名にして)をみて、どうしたらよくできるかを議論するなど、よく練られています。生徒との1対1のレビューセッション(個々人がつくったモデルをみて、1対1でコメントしたりしてくれる)をもってくれるなど、とても生徒の面倒見もいい方だと思います。
この授業はとても実用的で、個人的にもここで習ったことは、授業直後からだいぶつかっている思います(Academicなものもとても大切ですが、こういう実用的なものも大切だと思うのです)。そして、何よりも、「サービスとして相手に分かりやすいモデル」という姿勢、意識づけがとても大切だと思うのです。