2009年12月31日

ノート

12月の半ばで最後の授業も終わり、いよいよ、卒業、そして帰国が近づいてきました。家にあったものもだいぶ引き払い、今の家を去るのが少し寂しい気持ちと、新しい環境を迎えることが楽しみな気持ちと交錯する感じがしています。

授業が終わったことで、引越しの準備等はありつつも、だいぶまとまった時間が取れるようになってきました。当然、残りのバークレーでの日々は短いから、ここにもう一度いきたいとか、あそこでもう一度ご飯を食べようとか、そういうことを話をしたり、この人にもう一度会っておこうとか、そういったことで時間の多くは過ぎ去ってしまうのですが、それと同時に、この時期になってできるようになったことがあります。

それは、「ノート」を読むこと、そしてそれを反芻です。授業のノートも確かにすこしはそうなのですが、それとは別に、クラス、インターン、飲み会、人と話をした後、ものを見た後、その他いろいろな局面で感じたことを書きなぐったノートがあって、それを読み直し、自分なりの物事のとらえ方や将来やりたいことについての考えを再度まとめたり、という時間にあてています。こういったことは、(少なくとも私は)何かに追われていると絶対できないし、とても学びっぱなし、感じっぱなしにならないという意味でとても大切なことに思います。そんなの当たり前のことだとか思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私にとっては、「じっくり考える」この時間がとても貴重な時間だと思っています。

これは、私の大学のときの後輩(プロフェッショナルとしての面白い経験があって、人柄もよく、頭もよく、しっかりとした考えをもっているので、いつも色々学ばせてもらっているのですが)がほぼ同じ時期にMBAにいっていて、彼がノートの反芻を実践していると聞いて、とてもいいなあと思ったことだったのです。

バークレーにきて、色々な受けたことのない刺激に触れることができて、そして、そういった刺激について、ゆっくり考えることができる時間があることに感謝しないとなあと思ったりしています。実際、個人としてどういったことをバークレーで学んだか、感じたかについては、また別でポストしてみようと思います。

皆様、よいお年をお迎えください。
posted by は at 02:11| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月05日

バークレー、ベイエリアでの「おいしい」(6)

こんにちは。

残すところ、授業も後一つになり、残るはテスト、飲み会/パーティー、引越し、旅行となってきました。授業が一つずつ、終わっていくのは不思議な感じがします。この生活に慣れていたんだなあと実感します。

バークレー、ベイエリアの「おいしい」は、アメリカの食事=おいしくない、というステレオタイプがある中で、北カリフォルニア、ベイエリアにも(高くなくて)美味しいものがあるんだよ、ということを紹介しようと思って(当然すべてが美味しいわけでもないですが)やってきました。私達そんなに外食をしないため、決して包括的ではないですし、紹介したいけどできていないところもまだいくつかあるのですが、一応今回でこのバークレー、ベイエリアの「おいしい」は最後にしようかなあと思います。

今回は、Masse's Pastriesというケーキ屋さんを紹介したいと思います。このお店は、North Berkeleyにあり、以前紹介した、Cheeseboard Pizzaの近くになります。

お店のWebsiteはこちらです。
http://www.massespastries.com/
といっても、別にWebsiteは営業時間と、連絡先しか書いてないのですが。

Yelpに行くと、レビューや写真などをみることができます。
http://www.yelp.com/biz/masses-pastries-berkeley

ハロウィンケーキを除いては、とても見た目もきれいです。味も甘すぎずとても美味しいです。そこまで高過ぎもしないと思います。何種類も食べましたが、少なくともアメリカで食べたケーキの中では一番美味しかったと思います。(神戸には美味しいケーキがたくさんありますが、それはまた別の話です・・・)。

書いていたら食べに行きたくなってしまったので、今日、買いにいってこようと思います。
posted by は at 01:01| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 食べてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月02日

MBA/MPHについて

Thanksgivingが終わり、12月を迎えました。今年最後であろう、日本からの友人も週末で帰ってしまい、若干さびしい感じがします。

今日は、UC BerkeleyのMBA/MPHプログラムについてポストをしようと思います。私が行っているこのプログラムは、医療経営に興味がある人のためのプログラムと考えてよいと思います。日本人がほとんどいない(いままで卒業した日本人は一人だけと聞いています)こともあり、質問を受けることが多いです。過去の学校のプログラムについて(1)というポストも参考になるかもしれません。

そこにのっていない主な質問で行くと、

1)授業はハードなのか。

結論からいうと、MBAよりはきついけど、何とかなるというところだと思います。MBAの卒業単位数が51であるのに対し、MBA/MPHの卒業単位数は80です。MBAは4学期のため、学期平均にすると12強、MBAMPHは、夏休みとその後のインターンで算定できる6単位を除いても、74単位で、5学期で割ると、学期あたり15弱となります。

1年の最初の学期のMBAだけの生徒が14−15単位なので、単位数で見ると1年の最初の学期よりも、ややきつい感じが2年半続くというワークロードだと思います。正直15、16はぜんぜん何とかできる範囲ですが、17を超えてくると授業以外の事をすることに若干支障がでます。私は2年の秋学期(今から1年前ですね)に20単位とりながら、インターンをしました(普通のMBAの人の2倍近く授業をとってインターンをすることになるわけです)。終わってみれば何とかなるのですが、それは、とてもつらかったですし、クラブ活動などの課外活動などに大きな制約が出ました。20単位そこでとったおかげで、今学期はだいぶ授業以外のことをする時間もあるのですが。

MBAにおいて授業は一つの側面に過ぎず、クラブ、業界団体などの課外活動を含めてどんなことをするかが大きいところであると考えると、楽とはいえないと思います。特に就職活動もする人は、大変だと思います。それでも、何とかはなりますが。


2)MBA/MPHでのイベント

−月に一度のランチ:プログラムについての先生からのアップデート、生徒からのフィードバック、これからのイベント等の紹介、各人のインターンシップ、インディペンデンテントスタディーなどの発表、ヘルスケア関連の授業の評価、ごくたまにゲストスピーカー、そしてクラスメートとランチをたべながら雑談といった感じでしょうか。できる限り参加という感じだと思います。秋は1年から3年までが揃う感じだと思います。

−MBA/MPHの人限定のExecutive Interview:各業界のトップの人を訪問して話をします。私はKaiser PermanenteのCEOの会に参加しました。生徒5人くらいで1時間、CEOの思いを聞いたり、私達が聞きたいことを聞いたり、という感じです。

−秋のNapa Sonoma Tour:懇親会みたいな感じでしょうか。MBA/MPHの1年生から3年生までで、NapaやSonomaにバスを借りていき、ワインを飲んだり、昼ごはん食べたり、そんな感じです。

−卒業イベント:MBA/MPH生は12月卒業という、普通と違う形なので、卒業イベントをやります。卒業する10−15人の生徒とその家族、1年生、2年生が通常参加して12月に行われます(私達のときは最後の学期に交換留学にいく生徒がどういうわけか多く5月でした)。レストランで行われて、プログラムを統括しているKristi Raube教授が一人一人のエピソードを若干面白く話したり、とかいう感じのイベントです。

−メンターシップ:MBA/MPHの1年生にMBA/MPHの2年生と3年生のメンターがついて、授業や、キャリアについて困ったことなどを相談するといった感じです。私のメンターもごたぶんにもれずいい人で、何度も話をしたり、食事をしながら、困ったことなどを相談させてもらったりしました。「インターナショナルでティーチングアシスタントはできるのか」、とか「病院のインターンの仕事は見つかるのか」とか、今思えば何とかなることでも、当時は不安だったし、そういうことを支えてくれる人がいたのは幸せなことだったと思います。

−授業:MBA/MPHの人はとることが求められているコースが、MBAの人よりも多く(当たり前ですが)、一緒に学ぶ機会が多くなります。


3)MBA/MPHでよかったこと

人との出会い。これにつきると思います。先生、企業の人たちももちろんそうですが、何よりクラスメート。やはり、限られた仲間なので、一体感もわくし、とてもいいです。UC BerkeleyのMBAとかMPHとかそんな学位はともあれ、ヘルスケアをよくしたいという、志のたかい人たちと一緒に学び、いろいろ話し合い、聞きあいという経験はきっとこれからの財産だと思います。当然色々な人がグループの中にはいますが、この10人、そして15人の中には、一生仲良くしたい、そしてこれからも刺激を与えあいたい人が多くいることは間違いのないことだと思います。

posted by は at 08:14| サンフランシスコ ☁| Comment(5) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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