2008年11月30日

Thanksgiving and Black Friday

この木曜日は、Thanksgivingということで、友達の家に呼んでもらって、ターキーを食べてきました。昨年は、別の家に呼んでもらってそちらでThanksgiving Dinnerをしたのですが、それぞれ家ごとに若干雰囲気が異なりまあ面白いなあと。

2年間のうち、堅かった方は、ビジネスカジュアルで来てといわれて、行ったらそれぞれの席を決めていただき、そこに座り、ターキーなどを取り分けていただいて、「いただきます」みたいなかんじで、ターキー、パンプキンパイなど一式のサンクスギビングの食事をし、歓談するみたいな感じでしたが、もうひとつの方は、カジュアルで友達が作ってくれたカクテルを相当飲んだあと、ターキーを食べたいだけ取りわけ、めいめい座りたいところに座って、途中からはテレビを見ながら楽しくいただくという感じで(このやり方だとだいぶくつろげてありがたい)、まあいろいろなパターンがあり、その違いがあるところが、アメリカっぽいなあと思いました。今年のも去年のも、話もいろいろ盛り上がり、呼んでもらってうれしかった&楽しかったです。今年もとりあえず順当に飲みすぎ、食べ過ぎました(いつものことですが)。

さて、Thanksgiving Dinnerの次の日は、Black Fridayと呼ばれており、安売りが始まります。私達夫婦もとりあえずアウトレットモールにいったのですが(店によっては真夜中0時開店とか朝5時開店とかそんなですが、もちろん昨日食べすぎ、飲みすぎた私達はおきることすらできずのんびりスタートでした)、人、人、人、車、車、車でまあうんざりでした。人ごみは苦手なのです。たしかに店によっては半端なく安い店もありましたが。

まあ、この連休は雰囲気、日本の正月みたいだなあと、だらっとした感じ。Black Fridayは初売りみたいなのりだし。気分がすっかり冬休みモードになってしまいました。ただ現実は、残念なことにこれからテスト&レポートシーズンに入っていく&やらないといけないことは、全く手をつけていないことも多く、まあ軽く不安です。でもどういうわけか何とかなるかとも思ってもいるのが自分でも不思議です(驚異の楽観思考なので)。

posted by は at 14:53| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 行ってみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月25日

Global Health Economics

ご無沙汰しておりました。
こちらは、先週まで20度以上ありました。去年はこの時期寒かった&ヨセミテに行くことにしていたので、日本から来た友達に、「色々防寒対策持ってきたほうがいいよ」とさんざんいっていたのですが、全く不要でした。何か9月くらいからだらだらと似たような天気な気がしました。

なんだかんだしている間にハロウィンが終わり(日本で最近ハロウィンがブームになりつつあると聞き、若干ショック・・・日本や日本人にはあわないのではと思ってしまうのです。)、ヨセミテに行き、さすがに今週くらいから、少しずつ寒くなってきました。日も短くなってきたし、だいぶ冬に向かっているんだなあと思います。

さて、今学期は、School of Public Healthの授業を多くとっていて、そのうちのひとつにGlobal Health Economicsという授業があります。Economicsと名前はついていますが、各国の医療制度(サービスのあり方、お金の流れ、政府の役割)とその上手くいっているところ、上手くいっていないところについて、教授とゲストスピーカーの人が、6カ国くらい(だいたい週に1カ国)毎週話し、それ以外の週は、学生が各国の制度や問題について丁寧に調べてきてプレゼンとQ&Aをする感じでしょうか。

この授業について、思うことをすこし書いてみます。

まず、国が違えば、医療制度や医療に期待することも(何にいくら払うか、どれくらい待たないと診察を受けられないか、誰とどれくらいどんなコミュニケーションをするか、どれくらい入院するか、入院環境はどんなか、どんな技術が使われているか、どんな取り組みがなされているか)など違うわけで、色々な工夫が世界中でなされているんだなあと。

日本の医療制度、医療にかかわるサービスも、他の国に比べてぬきんでていると思えるところも多くある(たとえば、「頭が痛いんだけど」ってかかりつけ医に電話で言ったら、「じゃあ2週間後にきてください」といわれて、そんなものか。と思う人が多いであろう国もある中、日本はだいたいすぐ診てもらえてコストも安い。。。これって当たり前のようですごいことなわけで)なあと思います。それと同時に、他の国からこういうことが学べるということもあるんだなあとおもったりもします。色んなところに色々なレベル(それこそ、国レベルの政策から、地方、病院、診療所、はたまた個人レベルの取り組みまで)でよりよくなるためのヒントがあるんだなあと感じるわけです。

「他の国」というのが、ここでのポイントで、別にアメリカ、イギリスとかといった大国が必ずしも群を抜いて素晴らしいわけではなく、国ごとに良さがあるといったところかと思います。私はよりによってデンマークの医療制度について勉強し、ペーパーを書いていますが、デンマークのかかりつけ医の制度はとても面白い側面を持っていて学ぶべきところがあるように思います。さらに、授業を踏まえて言えば、デンマークに限らず、キューバにしても、カナダにしても、東欧にしても、インドにしても学ぶべきことはあると感じます。極論すれば、違いがあるということは学ぶことがあるということで、その違いを、偏見なく、丁寧に興味を持ってみることが大切なんじゃないかなあと考えるきっかけになっているわけです。

私はたまたま日本に生まれ、たまたまアメリカで今勉強していますが、どんな国にも文化があり、死生観があり、医療があり、そこでよい医療を提供しようと頑張っている人がいるわけで、みんなが眼のいきがちな、いわゆる「大国」ばかり見ていても、理解の枠はたいして広がらないかなと。できる限りフィルターをかけずに、幅広くアンテナをもちつつ、自分の頭で考えながら、「どういった要素」ある国の(たとえば日本の)医療をよりよくするか、「どういったほかの国での取り組み、仕組み、技術が」がその国に応用可能なものか、といったことを考えていくことは大切だなあと気づかせてくれた授業でした。

そんなことを考えると、やっぱりいままで以上に自分の目で世界をみないと(観察しないと)なあと、そして、もっともっと考えないとなあと思うわけです。

お金が無く、簡単に実現できそうにないのがネックですが・・・


posted by は at 17:56| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月09日

アメリカでデンマーク語を習ってみる

今月から金曜日にインターンをしないことにしたので、休みが増えてとてもいい気分です。まあ、インターンのない最初の金曜日は残念ながら、レポートに消えてしまったわけですが・・・

今日も少しデンマーク語について書いてみようかと思ったりしています。なぜデンマーク語をしたいと思ったかについて前回書いたので、今日はどんな感じの授業なのかについて簡単に。

生徒は、15人くらい、LA (UCLA)とビデオ会議でつながっていて、UCLA側は、遠隔で授業を受ける形です。通常はクラス全体が写るように設定していて、先生がホワイトボードに書くときだけ、ホワイトボードにズームするという感じです。ビデオ会議なので、こちらからも、もちろんLAのクラスメートの様子がみえます。週2回で、1回1時間半での授業になっています。

私が何よりも、驚いたのは、その教え方です。とてもよくできている教え方だなあと思います。語学苦手な私でもだいぶ楽しんでいます。
「楽しく、しっかり」とでもいいましょうか。よくできてます。

1)語学は少人数で。
15人は適度な人数だと思います。やっぱり20人とかを超えると、語学を学ぶ上での集中力や緊張感を保つのは難しいかなあと。

2)生の語学のスピードで、かつ文化、文脈をふまえて。
基本的にその国に行ったら、だれもゆっくりしゃべらないので、そのスピードで理解できることは重要(たとえ、そのスピードで話せなくても)。あと、文化とか、これはNGとか、代表的な料理は何とか、たとえばチップはないとか、そういうのを丁寧に教えてくれるのはとてもうれしいし重要だと思うのです。
そうはいっても、当然最初は早すぎると、全然理解できないので、「できる」と思える経験が必要になるわけです。
そういった意味でテキストというかマテリアルがとてもよくできています。いわゆるセクションの会話文は教科書に一切のっておらず、各セクションごとのダイアログ(ムービー)をダウンロードしてPCやipodで見聞きしながら、勉強する感じ。(教科書には構文とか、単語とか、ダイアログの応用とかが載っているのです)

各セクションの会話は基本的にNative Speed。でも中の文章はやや簡単にしてあって、字幕(デンマーク語)が常についているので、どういう音が、どういう意味なのかが分かりやすい。教科書にスクリプトが無い分、理解するために何度もみることになるため、必然的に本文を殆ど覚えてしまい、結果速いスピードのものもなんとなくではあるが理解できるようになった気がするわけです。

3)その国にいってみたいとか、その言葉を学ぶことのモチベーションを常に刺激する。
上にも書いたように、国の話、文化の話とか、おやつとかを持ってきたりとか、見るならこことか、ああ、「デンマーク行きたいなあ」と思わせる感じがとてもいいです。大変なことがあっても、まあ頑張ろうと思えます。

4)ほめ上手
これは先生の特徴もあると思うけど、デンマーク帰国とかでもなく、劣等生の私とかでもよければしっかりほめる。これは先生との信頼関係的にうれしい。

5)視覚に訴える
教科書は、会話のスクリプトが無いかわり、基本構文の応用(たとえば、私はスペインからきました、のフランス、ドイツ、アメリカ、スウェーデンみたいな)ですが。とにかく絵を多用。
授業も絵を多用するので、視覚で覚えられる感じがします。

6)熱中させ、とにかくしゃべらせる。
授業の半分以上の時間はしゃべることに費やすのですが、基本的にはある生徒が他の生徒(だれでもいい)に質問をするという形式。いつ質問が来るかわからない緊張感はあります。よくあるのは、そのセクションの教科書の絵を見せられて、それに付随する質問をして答えるとか。
カクテルパーティーみたいな感じで自己紹介と相手に質問とか。
1日10回は確実に当てられます。
あとは、全員順番で単語や数字(デンマーク語の数字はややこしい)を順番に答えていって、全員できなければやり直しとか全員できたら大拍手とか。
これだけしゃべればよく覚えるわけです。

7)細かいことにはこだわらずだいたい。
発音は後からついてくるから、といい、まあしゃべってみろという感じ。言葉の順番とかが間違っていると先生がジェスチャーで教えてくれるが、まあゆるりと、とにかくしゃべることが重要。

8)復習重視
次の授業で習ったことを絶対しゃべらされる(できないと恥ずかしい&周りの人に迷惑がかかる)&覚えないといけないことは結構限られている&PCやipodなどでダイアログムービーを見ながら(視覚、聴覚)で何度でも復習できる、ということで復習しやすい仕組みができています。

だらだらと思うことを書いてしまいました。でも本当に楽しいですよ。

語学を学ぶというのは、少なくとも私にとっては、とても苦手で難しいことなのですが、こんな教え方もあるんだあと思ったわけです。どの教え方がいいとか悪いとかは分からないですが、少なくとも僕にはこの教え方は素晴らしいなあと。たしかに復習が大変だなとおもったり、自分はデンマーク語劣等生だなあと思ったりすることはありますが、勉強になる教え方だなあと思うわけです。

これだけレッスンをうけて、まあただ(学校への授業料はいずれにせよ払うので)というのはお買い得だなあと思う日々です。

MBAだからといって、MBAの授業ばっかりとってもやはり世界は小さくなってしまうので、幅広く色々なものをみて、色々なことを感じてっていうことは重要なんだろうなあと思います。
posted by は at 14:04| サンフランシスコ ☔| Comment(4) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

大統領選挙などからアメリカの広さを考える

こんにちは。
昨日は、大統領選挙ということで、まあ、だいぶもりあがってました。

特に序盤は、「デッドヒート」と日本では、称されていたようですが、私の実感としては、全くそんなことはなく序盤から、一方的に感じられました。(私の個人的な応援とかいう意味ではなく、周りの雰囲気がということです)

確かに、データを見ると(CNNによると)今日の段階で、
全国:オバマの得票率が53%、マケインの得票率が46%
でデッドヒートといわれるのも、まあという感じがしますが、

ことカリフォルニアにしぼってみると

カリフォルニア:オバマ61%、マケイン37%

カリフォルニアも、どうせ「民主党が勝つから」ということで選挙関係のアクティビティは両党ともに殆どなし。途中から、コマーシャルもだいぶ、みなくなりました。オハイオとか、フロリダとか競ってる州に集中するんですね。

うちの周りはもっとはっきりしていて・・・。

(CNNによると)
アラメーダカウンティ(バークレー市があるところ)、オバマ79%、マケイン19%
サンフランシスコカウンティ(となり)、オバマ85%、マケイン13%

こんなわけで、選挙戦がデットヒートといわれても実感が全く無いわけです。家の前に、「OBAMA」とか、「McCAIN」とかのプラカードみたいなものを掲げている家やシールを貼っている車を多くみるのですが、OBAMAはたぶん何十と見た中、McCAINを掲げている家は、私は1軒しかみたことがないです・・・車は2台のみ。OBAMATシャツを着ている人、バッジをつけている人をどれだけみたことか・・・。

昨日は、大統領選挙だけではなく、Proposition8という、同性愛の結婚を禁止するという法律の住民投票もあったのですが、州全体では、禁止に賛成が50%を少し超えて可決したのですが、サンフランシスコカウンティでは77%が反対、アラメーダカウンティでも62%が反対と。No for Prop 8: Unfair and Wrongというプラカードを山ほどみました。

大統領選挙にしても、Prop8にしても、反対に圧倒的にマケインが勝ったところとか、圧倒的に禁止に賛成が多いところとかがあるわけで(特にProp8は可決したし)、結論としておもうのは、アメリカは広いなーということ。「アメリカ」とひとつにくくって語ることは難しいのはもちろんのこと、どこに行くか、どこで過ごすかで、どんな人に出会ったり、どんな経験ができるのかも大きく違うんだろうなあ、と思うわけでした。
posted by は at 14:00| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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