2008年02月28日

Berkeleyってどんなとこ? (2)食べ物

バークレーの食べ物の特徴について、自分が思うがままにポストしてみたいと思います。

まず最初に言っておかないといけないのは、バークレーは学生の街であるということです。もしいわゆる高級料理を格式のあるところでというのであれば、カリフォルニアキュイジーヌの元祖と呼ばれるChez Panniseを除いてはほとんど難しいです。(しかもChez Panniseは、高級料理って感じではないそうです、私いったことないんでわからないですが)。記念日とかで、いいレストランで食事がしたければ、一路サンフランシスコへ(車で30−45分)。どんなジャンルの種類でも、それなりに揃っていると思います。もちろんいわゆる日本料理屋も多数あります。

ここまでは、どの大都市でも一緒だと思うのですが、バークレーの特徴は、料理を作る人に優しい街だということだと思います。

Berkeley Bowl.jpg000_0097.jpg

1)California Grownの新鮮な野菜とか果物とかがファーマーズマーケットや、バークレーボールいう名前のスーパーマーケットなどで安価で購入することができます。正直これは、鮮度や量を考えると日本と比べて格安だと思います。当然Whole FoodsなどといったOrganic Super Market Chainもあります。バークレーボールは、野菜や果物が山ほど(たとえばトマトだけですら右の写真にあるように多種類、どんな種類も)うっていて、新鮮でおいしいです。



2)日本の食材。東京フィッシュマーケット(その名の通り魚がおいしい、さすがに日本よりは高いけど)、八百屋さんという2つの日本食材やが近くにあり、それこそ、たけのこの里からみりん、そば粉、寒天、お麩からLux Super Richまで、さらに普通のスーパーのはずのバークレーボールはどうやら、日系人がオーナーだったらしく、かなりの日本食材(それこそ、ポン酢、日本酒、みそ、油揚げ、うどん、しいたけ、なす、ねぎ、ゴーヤ、わさびなどなど)手に入ります。日本食が食べたいけど・・・とかで困ることは決してないです。

日本食は外で食べると高いですが、海外で食材が困らずに近場でほとんどかえるのは日本人にとって本当にありがたいことです。まあ、日本で食べるのにはもちろんかないませんが、自宅での日本食を十分たん能したいときにたん能できるのはとてもいいことだと思います。私は私費できているので、お金もなく、外食ばかりともいかないし。やっぱり食べ物って大事だなあと常々思います。

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2008年02月27日

Net Impact Case Competition

おととい書き込んだとおり、この間の週末は、Net Impact Case Competitionというものに参加するため、コロラドにいってきました。

横文字が長く続いてうんざりですが、簡単に説明すると、Net Impactとは、単に利益だけを追求するのではなく、企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)などを考えながら、社会の持続的な成長を、という考えのものです。そしてCase Competitionとは、企業が接している問題について、どうするべきかを分析、プレゼンして、その優劣を競うというもの。すなわちNet Impact Case Competitionとはこのそれぞれをくっつけたものです。

こういったコンペティションはたいていグループで参加するのが常で、私たちもアメリカ人、台湾人、シンガポール人(3人ともたまたま女性でした)と組んで参加しました。バークレーMBAはCorportate Social ResponsibilityとかNet Impactと呼ばれる部分に興味がある人がものすごく多く、彼らもそういった分野にとても興味や見識をもっていて、勉強になりました。私以外はこちらの大学をでていて、こちらで働いていたので、私以外実質みなほぼNativeで、私ひとりだけコミュニケーションがNative Levelから遠いのですが・・・。

今回はあるIT企業がスポンサーで、彼らの主力ビジネスとSustainable Businessをどのようにがにというのがお題で、このコンペティションは11月くらいに始まり、予選に58チームがエントリーし、上位20チームが本選(先週末にコロラド・ボルダーで開かれたもの)に参加できるというものでした。

予選は、書類審査で、ケースの分析をして提言をパワーポイントにしておくるというものでした。たいして時間がない中で、しかも授業、クラブ、就職活動の合間にみんなやっているので常に短期決戦という感じでやってて、なんとか本選進出、でこの間のコロラドでの週末になったわけです。



本選の1ヶ月くらい前に参考資料をもらい、分析を開始!とはいっても、チームメンバーにIT業界の人のバックグラウンドがおらず、まず業界やビジネスモデル、購入者の意思決定プロセスや競合との差などの概要を理解するのに大苦戦・・・専門用語が全然分からないし、みんな就職活動とかあって忙しいので、こればっかりもやっておらず、なんとなく業界のことがわかってきたと思ってきたらはや1週間前という感じでした。

さあここからの1週間で、とは思っていたものの、1週間とはあっというまで、いつの間にやら(できる限りの準備はしたものの)、金曜日の夕方ボルダー入りという感じでした。

金曜日21時過ぎに最終的なテーマが発表になり、それから資料作成に。結局資料が完成したのは翌朝7時、プレゼンテーションの練習をしながら、資料を微修正して、最後提出したのが7時55分(締め切りは8時)。チームみんな完徹でがんばりました。

9時からプレゼンテーション。みんなで分担して、プレゼンをしました。もちろんベストを尽くしたのですが、結果上位5チームがすすめる本選の決勝には進めませんでした・・・。ファイナルにいったチームは本当にいいプレゼンテーションだったそうです。


個人的な感想(こうすればもっとよかった)をまとめると、

1)議論は絞ったほうがいい! 結局拡散すると、限られた時間の中でひとつひとつの議論を丁寧に説明できないため、いいアイデアがあっても表層的で、うまく練られていない印象を与えてしまう。

2)思考の過程(ビルディングブロック)を丁寧にみせる。たとえば、100万円売り上げが増えるなら何がどうなって・・・というところを施策とくっつけてわかりやすく見せる。どんなアイデアをもっているかよりも、それは本当にいいアイデアなのか、に興味があるような気がしました。

3)1、と2、にもかかわってきますが、事前に準備できるものは、何であれできる限り準備しておく。

4)プレゼンテーション。何回か練習したけど、これは本当にプレゼンの練習でうまくなる。英語に難のある私だけではなく、ネイティブの人も言っていたので。結局資料の中身をどれだけ伝えるか、どういった印象で伝えるかも、分析の質が高い中で争う意味では重要なので。これをテンプレートに再度練習したら英語の練習になるとも思いました。

そんなこんな書きましたが、なによりもチームである程度の期間、力をあわせて、勝ち負けのあるCompetitionに全力で挑むという経験は、とてもいい経験でした。チームメートとも今まで以上にもっと仲良くなれたし、各人の強みや性格のよさみたいなものも知ることもできました。 Nativeばっかりの中でひとりのメンバーとして、十分貢献できるかなあというのはとても不安でした。もちろん、その貢献度合いというものを知る由はないのですが、少しでもいい貢献ができていたらよかったなあと思います。まあ徹夜はしんどいですが、やってよかったかなと。またこのメンバーで飲みにいっていろいろと話でもできたら良いなと思います。
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2008年02月25日

コロラド・ボルダー

金曜日から今日(日曜日)の朝まで、コロラドのボルダーにいってきました。

メインの目的は、ケースコンペティションに参加することでした(ケースコンペティションとは、企業や組織が抱えている課題に対して、チームごとに分析をし、解決策を提示して、その良し悪しを競うものです)が、コンペティションについては、今週どこかで別にエントリーすることにします。

コロラド・ボルダーは、思っていたよりもとてもいいところでした。ボルダーは、アスリートの高地トレーニング=寒い、修行、しかも何もないみたいなイメージが(申し訳ないのですが)あったのですが、
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1)思っていたよりも街がきれい。自分がいった中では、ドイツのアーヘンとか、そんな感じ(大聖堂はないですが)。とても品がある感じでした。街にあるコロラド大学も統一感があって、とてもきれいです。あとで聞いたところによると何かのランキングで校舎が美しい大学として全米4位になったそうです。

2)何にも代えがたい景色。ロッキー山脈の山は爽快な感じです。きれいです。日本の山とは少し違ったよさがあります。自転車とかレンタルしているところを見かけたのですが、自転車借りたら、絶対気分いいです。
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3)人があたたか。地方都市のよさがあり、ぎすぎす感がなく、とても良いです。ベストオブスモールシティーとか、すむのに最適な街として全米ナンバー1になったことがあるだけのことはあると思います。ダウンタウンに半日強いたのですが、いろいろなところで、ふとしたところで、丁寧にしてもらったり、人としての気遣いを感じました。

4)あたたかい!2月終わりとは言え、高地の冬だから、激寒いとおもっていたけど、13度くらいはあったと思います。寒くないです。もちろん雪が残っているところもあるので、寒い日もあるんだろうけど、全然快適でした。
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5)スキーをする人なら、少し山にいけばスキー三昧。

今回は、時間がなかったので自転車とかハイキングとかできなかったのですが、また来ようかなと思います。アメリカは広いなとあらためて実感しました。
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2008年02月24日

ホットグループ

ホットグループは2007年読んだ本の中で面白い&ためになった本のベスト3冊のうちの一冊です。神戸に住んでいたときにたまたま立ち読みして買ったのですが、あまりにもいい本だと思うのでアメリカまで持ってきてしまいました。

この本は、ある意味チームでの「没頭」の大切さを語っています。アメリカはリーダーシップ、リーダシップという教育がとても多いように見受けられますが、この本は私の期待をいい意味で裏切ってくれてると思います。

この本が語っているところとしては、みなが本当にいい仕事をしよう→特に仕事の先に何か目標が見える環境で、みなが自分がどうとかではなくただをいいものを作ろうとした場合、ルールとかを(倫理的なルールではなく本当に必要なのかとおもわれる会社にある慣習とか)を無視してでもいいパフォーマンスを出そうとするグループについて語っています。結果としてこういうチームが問題児でありながらもブレークスルーを会社やチームで生みだすというのがこの本のポイントの一つです。

私はタイトルにもあるように、人は人、わたしわたしという感じで、まあいい加減に生きているのですが、とてもありがたいことに、自分たちが正しいと思うものを正しくやって、最終的に「いいもの」を作りたいと思っている「熱い」仲間に大学でディベートをしていたときもコンサルティングをしていたときも、消費財に携わっていたときも一緒に色々なことをする機会を多くもててきたような気がします。運が良いです。そういった仲間たちと、いい経験を多くさせてもらったこともあり、この本はとてもよかったです。

個人的には、リーダーシップもホットグループも周りの人と一緒にいい物を作っていく過程だと考えると、MBAでリーダーシップについて学ぶのであれば、この本を読むほうがいいと思うくらいの名著です。

この本をよんでいてもそう思うんですが、やっぱり人の力って重要でだなあと、改めて、確認します。人間力って一朝一夕にはつかないし、感受性がないと育たないと思うし、人として周りの人と熱くいいものを作っていける人間に一歩でも近づけたらなあとこの本をよむといつも思ってしまうのです。



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2008年02月19日

Marketing

今日はMarketingの授業について。

MarketingはMBAコアの授業で1年の秋学期にとります。
Rashi Glazerという教授が教えています。彼はバークレーの名物教授の一人といわれています。当然受け取り方は人それぞれ賛否両論でしょうが、私はとてもいい授業だと思います。

彼は、よくも悪くもいくつかのテーマを持っていると思います。それを口に出して言うことはあまりないですが、意識して授業を進めているような気がします。
たとえば、「あるタイプの商品や技術が一部の人から世の中全般に普及していく過程でのディファクトスタンダードを狙ってのマーケティング戦略」であるとか、「世の中の流れを深くみて、その先を予見してのマーケティング戦略」とか。もともとHi-tech Marketingを専門にしているだけあって、そういったところに機軸をおいた上で、「マーケティングの基礎」をやっている感じです。マーケティングをやったことが全くない人にはもしかしたら、彼が意識して伝えないこともあり、ぴんとこないかもしれませんが、なんらか携わったことがある人なら、きっと面白いと思います。私も、自分の経験があったことが幸いして、分かる、役に立つみたいなところが多々あるようなコースだったと思います。

基本全部ケースなので、当然予習はがっつりやっていかないといいContributionはできないのですが、やっていけば、ためになる授業だと思います。

ただ難点なのがケースが古いこと。確かに古いケースでもビジネスやマーケティングの本質が変わらないのは確かにそうだけど、さすがに21世紀のケースを!と思うことがあるのはきっと私だけではないはず。

そうはいっても、ビジネスプランコンペティションとかをやったりするときに、どの授業のことを思い出すかといえば、この授業のことなので、そういう意味では、この授業は少なくとも僕にとっては、非常に有用だと思います。まあ、なんだかんだいろんな意味で強烈な授業ですが、それはそれで長く記憶に残りいいものだと思います。たまに無性にカレーが食べたくことが私はあるんですが、そんなことと同様に、また、多分気が向いたころに(3年後くらいか)にもう一度とりたくなるような感じの授業だと思います。

posted by は at 14:37| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

ボビーバレンタイン

今日はちょっと趣向を変えて、好きなリーダーの話。色んな考え方があるかもしれないけど、私が好きなリーダーといえば、ボビーバレンタイン監督です。

今日、好きなビジネスリーダーについて話をする機会があったのですが、ビジネスリーダーといわれているのに、彼のことを話してしまうくらい尊敬しています。私は、別に大して野球が好きなわけでもないです。でも、多くのビジネスパーソンは彼から多くのことを学べると思います。

まず、彼の笑顔はいい笑顔をしています。つまらない人よりも、こういう人と一緒に仕事をしたら楽しいと思う。ストレスがたまることもあるだろうし、あほらしいと思うこともあるかもしれないです。でも、常に笑顔を保てる。そういう人に私もなりたいと思います。

さらに、彼は感受性が高い人だと思います。リーダーシップって感受性が多くの部分を占めると私は思っていますし、少なくとも私は人として魅力があって、「自分の価値観」を持った上で感受性が高い人と一緒に仕事がしたいと常々思っています。格好いいこといっても、いい人の振りをしても、結局感受性のない人は、やはり、から回っている感じがしてしまいます。彼の言葉はよく練られていると思いますが、それは観察と感受性によるもので、そういったことは人生経験でカバーしていくしかないのかなあと思います。リーダーシップを学問で学べるものでないと私が信じるのはそういった理由によるかもしれません。

私が本とかで学んだりした限り、彼は、非常によく色々なことを観察し、しかも、彼は周りの人に心からの関心を抱いているように見えます。周りの人がどう考えているかをうまく吸い取れるからこそ、周りの人を動機付けられて、かつ周りの人が「彼と頑張っていきたい」とおもうのかなあと。

そんな彼と去年話す機会がありました。
彼に、私は「日本人とアメリカ人では仕事に対する考え方も、モチベーションのポイントも違うとおもうけど、日本のコミュニティでうまくやっていく秘訣は何か?」と聞いたところ、彼はすかさず「私の通訳は本当に優秀で、何を表層的に言ったかだけでなく、どんなことを伝えようとしているのかもあわせて教えてくれる。そんな通訳と仕事が一緒にできることが幸せだ」と。びびりました。彼は周りの人のことをとてもよく見ているし、日本人がチームカルチャーをとても大切にするのも分かっていると。彼は続けました。「でも、もちろんそれだけに頼るのではなく、極力いろいろなことを自分の目でみるようにして、少しでももっと理解しようとしている。」と。彼は、メッツでワールドシリーズにいっているわけで、経験談をぶったり、「世界共通論」を語ることも可能なはずです。でも日本という環境で、新しくいろいろ学び、過去の経験とうまくからめて、いい結果を出していく。人として素晴らしいと思いました。

MBAなんていうのは、所詮学問なので、感受性を磨いた上で学ばないと本質的には意味がないと思います。アカデミックなスキルはないより良いけれども、もしそれだけで物事が解決するなら、人間はいらない(ロボットでいいわけで)。ここ、バークレーには、いろんな人といろんなかかわり方をするなどして、感受性を高めるチャンスは山ほどあるわけで、学業よりも、そういったものを大切にすべきだと思っています。学歴も留学経験も資格も、結局最後は、人間力にかなわない。留学にきて、いい意味でそこに立ち返ることができたのはとてもいいことだと思います。学問なら本を読めばいいわけで、いろんな意味で人としての力を磨いて日本に帰りたいと思います。


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2008年02月14日

Data and Decision Making

コアの授業のひとつに、Data and Decision Makingというものがあります。

Data and Decision Makingは、多分私が思うに、昔は「Stats=統計学」という授業だったんだと思います。確かに統計学の要素も多く扱うので。ただ、Data and Decision Makingという名前から分かるように、統計学以上のものになっていると思います。

意思決定をするときに、どんなリサーチデザインであればいいか、どんなサンプルであればよいか、どれくらいの差があれば統計的に有為か(ここは統計学ですが)ということ全体をみています。たしかに統計学だけ知っていても、もとのデータがどんなデータなのか、どういった形でとられたのかとかを知らないと、「データ」から正しい意思決定に使える「情報」を生み出すことはできないので、マーケティングであれオペレーションであれ、MBAを卒業すると多くの人は、サンプルの数字に基づいて意思決定をすることがあるわけで、そういう意味でとても有益なコースだと私は思いました。

他の学校は全く分からないですが、私がバークレーで好きなところは、コースをデザインする人も、授業を教える人も、授業が実践的な要素を含み、学校を出たあとで「使える」ものであろうとしているところだと思います。そして、授業もよくない要素があると、少しでも毎年コースをよくしていこうという姿勢が見えるところだと思います。「使える授業」、当たり前に見えるけど、大切なことだと思います。
posted by は at 08:18| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月11日

Business of Healthcare Conference

土曜日は、学校で、Business of Healthcare Conferenceが行われました。

http://www.haashealthcareconference.org/2008/index.html

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Haas Business of Healthcare Conferenceは西海岸で唯一とされるMBA学生主催(School of Public Healthの学生の協力を多分にもらっています)による、ヘルスケアカンファレンスです。Healthcare Provider(病院とか)、Payor(保険会社)、製薬会社、バイオテクノロジー、Medical Device、コンサルティング、ベンチャーキャピタル、大学教授など幅広い人に来ていただいて、ヘルスケアの未来についての講演をしたり、パネルディスカッションをしたり、300人を超える参加者がネットワーキングをしたり、といったイベントです。昨年からはじまり、今年が第2回となりました。写真はプログラムです。相変わらず写真のセンスはないですが・・・

参加者として、いろいろな企業や組織のマネジメントをしている人の話や意見を聞いて勉強になったことに加えて、運営側のメンバーの一人として、(参加者全員やボランティアに配るグッズやバッグをデザインしてつくってもらったり、当日の準備、片付けとかをしたりのですが)して、こういったイベントをチームでやることの楽しさを改めて実感。とくにいいチームメンバーに恵まれたので、本当に楽しく、いい仕事をしようというモチベーションを高くしながらできました。

それとよかったのが、今回もMBAの学生、MBA/MPHの学生だけではなく、School of Public Healthの学生とも今まで以上に仲良くなれたことがあります。(異論があるのを承知でいいますが)MBAの学生はやっぱりMBAの学生なわけであり、いくらバークレーMBAがDiversityにとんだ学生が多いといっても、その世界の外も人と仲良くなることで、思考や価値観の軸とかにさらなる広がりがでると私は思います(広ければ広いほど学ぶことは多い)。そしてそういった人と仲間として一緒に仕事をしたり飲んだりすることができたのは、バークレーならではのとてもいい経験だったと思います。


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2008年02月10日

Accent Reduction Workshop

昨日、今日と春のようないい天気です。

昨日は、Accent Reduction Workshopというものに参加してきました。金曜日は、授業がなく、自主的参加の補講だけなので、まあ別に学校に行かなくてもいい「休みの」日です。こういった日に学校側は、いろいろなイベントや企画をやってくれます。このAccent Reduction Workshopもそのうちのひとつで、インターンシップを探したりするInternational Studentsのために(もちろん探していない人にもOpenなのですが)、学校側が外部の人を雇って、こういったWorkshopをやってくれるのです。日本人英語でAccentをどうしても減らしたい私にとってその名の通りのコースだと思い、無料だし、応募、参加してみました。

これがまた、思ってたより全然よくてびっくり。今まで、英語を習ってきたのとは、一味違う教え方で衝撃でした。

1)まず、「発音」はしょうがない、lとrやthはもちろんできたほうがいいが、特に語中ならしょうがない。という思い切りの良さ。いきなりの豪快さにびっくり。

2)英語の文中の母音の多いくはSchewa Soundで読まれる。だからSchewa Soundができるのとできない(しない)のでは、決定的に英語が違って聞こえるというこれも豪快な切り。

3)語中、文中のアクセント(ストレス)をまず徹底的に意識しろと。その単語だけ伝われば最低限意味が通じるという単語を丁寧に(ゆっくり、強く)発音する。

4)メロディー/イントネーションは重要だから(語尾とか)、それは聞いて、意識して真似する。

5)Facial Expression/ Eye Contactは重要。(それはそうだ)

まだいくつかポイントはあったけど、こんなコンセプトを少人数(10人くらい)の人たちと、多くの、よく考えられたエクササイズとともにやっていくというものです。これはすごい。確かに英語がうまくなった気がします。当然考えながらしゃべりながらこれらを意識するのは難しいですが、文章を読んだりするとたしかに違うような気がします。

日常で友達と英語を話すことに加えて、こんなコースがただで、受けられるということ自体がとてもラッキーなことだなあと。帰国する頃には、少しは、英語うまくなってるかな・・・。
posted by は at 07:28| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

友達について書いてみる(1)

友達について書いてみようと思います。

アメリカ人のEは、大学を卒業したあと、戦略コンサルティングをしていたけれど、どうも自分がしたいことと違うと思ったらしく、学校の先生になったというバックグラウンドを持っています。彼は、教育をよくしたいという高い志を持っていて、とても尊敬できる人です。頭がいいのはもちろんのこと、学校の先生だったという背景からかとても人に気が利くかなと。いい先生だったんだろうと思います。そして熱きラガーマンでもあります。

彼とは、1年の秋に同じスタディグループ(学校から指定されて、課題とかを一緒にやるグループ)だったのですが、グループがうまくいっているときは、仕切りたい人に仕切らせて、本当にうまくいかなくなりそうな直前で、前に出で、(それまでじっくり考えていたのか)ぽんぽんと問題を解決していくタイプだと思いました。しかも人の話をとてもよく聞き、しっかり解釈できて、意図を汲み取って、案をよりよくしていくことができるところも大人だなあ(実年齢はたいして変わらないんだけど)と思いました。

彼と昼ごはんを食べながら、日本人である私が、チームで今まで以上によく貢献するためにはどうすればいいかという話をしたことがあります。そうしたら、「いつも最初からアイデアあるんでしょ。もっと仕切ってみたら、最初から。そうすればもっと自分の考えをうまくチームでのタスクに活かせる」といわれました。

アメリカ人とかが多い中で最初から仕切るのは難しいけど、たしかにそうだなと思い、少しは実践してみるようにしています。土台がないところで話をするほうが、自分の考え方とかをよりフルに利いてもらえるし、よりいかせる。そしてそれを土台によりよくしてくれるので、自分が次、どう展開すればいいかの参考になる。シンプルなアドバイスでしたが、とても有用でありがたいなあと思いました。

彼がチームにいると、物事が効率的に、かつみんなで納得して進むような気がします。リーダーシップってよく分からないですが、こういう人にリーダーになってもらいたいなあと思います。

posted by は at 00:55| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 友達 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

簡潔で的を得たコミュニケーション

海外にほとんど住んだことがない自分にとって、こちらで勉強するというのは、もちろん簡単なことではなく、日々どうやったら、今よりよいコミュニケーションができるかを考えています。特に、「分かりやすく簡潔に、言いたいことをしっかりおさえて」話せるかというところは、難しいなあと思うことが多くあります。

自分なりに工夫していることがあって、それを紹介したいと思います。

1)自分が得意な分野で、意見をいう。言ったあと、クラス全体が「分かって、かつ納得、感心しているか」をみてみる。先生が解説してわかるのではなく、自分が言っている言い方でポイントを100%えてもらったか、そしてそれが「クラスにとって意味があってをチェックする。でいい終わったあと、どういえば分かりやすかったかなあと反省して、授業の後にでも次はこうやって言おうといってあとでひとりでぶつぶつと言い直してみたり(スピーチ練習)。→授業は座ってるだけでもいいのですが、それでは学びに限りが出ると思うんですよね。

2)どうでもいい長話を極力するようにする。たとえば、学校から駅に歩いていこうと思っていても、バス停で待っているNativeの友達がいたら、バス停にいって意味もなく(たいていの日常会話には「意味」はないが)はなしをする。で、話しっぱなしではなく極力、ああいえばよかったかなあとかかんがえる。

3)人の書いた文章(Webでも探せばあると思う)を極力読ませてもらう。できるだけ、自分の境遇に近いもの、可能なら同じ課題や同じテーマで自分が書いたことがあるもの。読むことで、ワーディングとか、日本人特有の彼らからしたら「変な」表現とかを減らすことができるような気がする。

アメリカ人の英語のワーディングの選び方とか、スピーチの仕方とか、そういったコミュニケーションのディテールへのこだわりはすごいと思います。「何を話したか」はもちろん前提で重要ですが、「どう話すか」が同じくらい重要なんだなと、大統領選挙のスピーチとかをみててもそう思うんですよね。「分かりやすく、かつ印象に残るような」話ができるように頑張ってみます。

こういうのは地道な作業が必要だなあと。もちろんNativeじゃないんでそこまでやる必要はないんですが、少しでもうまくなったらいいかなと。
posted by は at 04:21| サンフランシスコ ☀| Comment(4) | 英語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月04日

学校のプログラムについて(1)

私は、UCバークレーのMBA/MPHという2つの修士号をとるプログラムに通っているのですが、そこの特徴をいくつか書いてみたいと思います。MBAに行く人は多くても、こういったプログラムに行く人は少ないと思うので、興味をもっているかたの参考になればいいなと思って、簡単にまとめてみました。

1)MBA/MPHは少人数です(一学年10−15人、うち今年の留学生は私をいれて2人)、そしていいコミュニティーだと思います。各メンバーのことをとてもよく知ることができるし、しかもとても仲良くなれると思います。いろいろなヘルスケア関連(バイオ、ヘルスケア関連のコンサルティング、製薬、医療機器、病院、保険機関、お医者さんがいる年もあります。)のバックグラウンドの人がいて話をしているだけでヘルスケアの世界が広くみえます。ヘルスケアと一口にいっても、いろいろな立場での人がここにはいるので、いろいろな見方があるんだなーと勉強になります。MBA/MPHコミュニティーについていうと、1年生は2年生、3年生(MBA/MPHは2年半なので、最後の秋の学生)をMentorにあててもらえるので、困ったこととか何でもきけたりという小さいコミュニティならではのよさがあります。月一回のMBA/MPHプログラムディレクターもいれたランチミーティング、BBQとかのイベント、それにヘルスケアカンファレンスを一緒にやったりもするので、3学年の殆どの人と仲良くなれます。

2)面白い授業が多いと思います。たとえば、Social Sector SolutionというNon-Profit Healthcare Organizationにコンサルティング会社と共同で学生のチームがコンサルティングをするクラスとかが必修になっていて非常にやりがいがあり、面白いです。また、MBA/MPHのExec. Directorでもある、Kristi RaubeのIntroduction of Healthcare Systemはアメリカの医療制度、保険制度、製薬業界、医療政策など、ヘルスケア業界全体を俯瞰した、とてもよくできた授業です。Kristiによる講義やケースに加えて、School of Public
Healthの先生や、いくつかの企業の方による講義、そして授業の最後に、ヘルスケアカンパニーか医療機関を選んで、組織の内部環境、外部環境の分析など、フィールドワークをします。この授業を1年秋学期にとることで、(一番きつい時期にMBAの必修に加えてとるので、しんどかったですが)日本のヘルスケアシステムとアメリカ双方の違いなどを理解するきっかけができてきたかなと思います。

他にもいくつか特徴があるのですが、それはまた次回にでも。

まだ来て1年も経ってないですが、私はここへきて、しかも普通のMBAでなくこのプログラムにしてよかったかなあと思っています。MBAは2年で終わってお金がかかる額も少ないし、学べることももちろん多くあるとおもうんですが、自分がしたいことに近いのはこのプログラムだし、思ったよりコミュニティの仲間がよくて、ああここへきてよかったなーと思うことがまあまああります。せっかくこういう機会があるので、吸収できるものを多くしてかえってきたいと思います。
posted by は at 16:17| サンフランシスコ ☀| Comment(2) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

サッカー

私たち日本人、とくに私のように海外で生活したことがない人がアメリカにきて思うことは、友達を作っていく上で「きっかけ」をうまく作っていくことが大切だということです。

UCバークレーのMBAの学生は、私が思うに本当にいい人たちですし(とくに私がいるMBA/MPHの学生はなおのこと)、それこそアジアからのインターナショナルのちょっとユニークなバックグラウンドに理解があるひとも多いし、仲良くなりやすいと思います。

とはいってもやっぱり自分たちも努力が必要。Nativeとは程遠い日本人がぐぐっと世界各国の人と仲良くなっていく方法がいくつかあると思います。人それぞれだと思いますが僕がすきな方法がいくつかあって、そのひとつはサッカーです。

一部のアメリカ人を除いて、殆どの国の人はサッカーが好きです。少なくともみるのはすき。やるのもうまい下手関係なく好き。サッカーをすると友達が増えると思います。サッカークラブがない学校はないでしょうから、サッカーが好きな人が留学したらはどこに行っても、サッカーをしたらいいと思います。みんな、うまい、下手とか関係なく、アジア人、南米人、ヨーロッパ人それぞれ楽しくやってます。

前回やったときは、ポルトガル人、メキシコ人、シンガポール人、韓国人、中国人、ブラジル人、ドイツ人、スペイン人とかとやりました。まあ多分僕が一番下手ですし、多分一番早くばててます。でもいいのです。みんな楽しんでやってるし、いい運動になるから。

今日は普段やっている場所から場所が変わったらしく、なぜか人があまり集まらず(就職活動している人も多いのもあるからかなあ)、ゲームできなかったですが、次回も走ります。まあ終わったあとはばてばてですが。





posted by は at 14:11| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 考えてみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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