2008年01月31日

サウサリート(Sausalito)

サウサリートはサンフランシスコから車でゴールデンゲートブリッジを北にわたって20分くらい、バークレーからなら1時間弱の港町です。カリフォルニア、ベイエリアの中でバークレーは、サンフランシスコの東側になるのでイーストベイと呼ばれますが、サウサリートの方は、北にわたるのでノースベイといいます。ちなみにサンノゼの方は、南にあるからサウスベイ、よくもわるくも非常に単純明快なネーミングですね。Sau1.JPG

サウサリートは日本人の人には、あまり有名ではないとおもいます。地球の歩き方のサンフランシスコ版におまけのようにすこし載っていたような気がしますが、そんなにフィーチャーされている感じではなかったような気がします。初めて行く前にちょっと調べてみたんですが、他の人のブログでもそんなに多くみなかったようなきがします。

もちろんサンフランシスコのような派手さは全くなくいですが、海の向こうにアルカトラズとサンフランシスコの高層ビル群を見渡せる景色、行き交う船とヨット、美味しいレストラン、小さいけれど綺麗な街並み、いい人々、いい天気、そして少し行ったらすぐ山と自然というとてもバランスがよくて落ち着けると私は思います。雨がふったり暗い曇りなら、正直いまいちですが、そうでない日は(冬とか霧の多い8月とかでなければ晴れてる可能性が高いようなきがします。)、いい休日をすごせます。Sau2.JPG

バークレーのいいところのひとつは、アメリカにしてはきれいな街が近くに多いところです。バークレーダウンタウンは正直おせじにもきれいとはいえませんが(市の北側にいくと少しきれいになるけど)、サンフランシスコはもちろんのこと、サウサリート、そこから少しいったティブロン、ウォルナットクリークとかまわりの街が個性的できれいです。ウォルナットクリーク以外は海に接しているので、海が街をよりきれいにみせていると思います。

MBAに勉強をしにきているといっても、勉強することは人生の一部にすぎないし、いろいろな経験をすることこそが感受性を高めたり、勉強以上に意味があると思うこともおおいです。そんな言い訳も手伝って、こっちにきてから、時間をつくって4回くらいいったと思います。とてもきれいな港町です。Sau3.JPG

もちろん車でいくのが簡単ですが、サンフランシスコでレンタサイクルをして、ゴールデンゲートブリッジをわたってそしてサウサリートまでマウンテンバイクで行く人も多くいます。ついたら、サウサリートでお茶かごはんをして、帰りはサンフランシスコゆきのフェリーでサンフランに近づく景色を楽しむというのもいいと思います。

サンフランシスコに行く機会がある人でゴールデンゲートブリッジをみにいくんだったら、時間をつくって是非サウサリートへいってみるのもいいかもしれません。サンフランシスコの喧騒からはなれて、日本でもなかなか経験できない、いい時間を過ごせると私は思います。

posted by は at 08:39| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 行ってみました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月30日

Berkeley Haas MBA = Technology???

こちらへ来てからよく、BerkeleyのMBA Programについての質問をうけることがあるのですが、一番多い質問が、「バークレー HaasのMBAというとTechnologyというイメージがあるんですけど、実際どれくらいの人がテクノロジーのバックグラウンドがあるんですか?」という質問です。時には、「自分はテクノロジーのことは分からないですが、大丈夫ですか?」とおっしゃった方もいたようなきがします。

バークレーはこんな学校という風にイメージしてくれるひとがいることは、(学校を知っていただけるきっかけになっていると思うので)在校生としてとてもうれしいかつ、ありがたいことだと思うんですが、バークレー=Technologyっていうのは必ずしもただしくないかなと思っています。

確かにシリコンバレーはすぐそばだし、クラスメートにもGoogleとか、IBMの出身の人もいます。そして、Techのキャリアを高めていきたい人へのプログラムは用意されていると思います。でも、Techのバックグラウンドを持った人とか、Techをやっていきたいってそんなにずば抜けて多くなかったような気がします。ビジネススクールはどこもそうなのかもしれませんが、バークレーは一学年240人とUSのMBAの中ではかなり小さい部類にもかかわらず、色んなバックグラウンドの人が多くて、金融、コンサルはもちろん、僕が仲良くさせてもらっているクラスメイトは軍隊出身だったし、服のブランドを立ち上げた人だったり、学校の先生だったり、医療機関ではたらいていたり、プロスポーツを海外でやっていた人もいるって感じで、とても幅広いバックグラウンドです。

これは、私にとってすごくよいことで、いろいろな人を知ることができるし、話が新鮮でとても面白いです(これについてはまた今度)。一般的に、とおり一辺倒のエリートキャリアの人の話は必ずしも面白いとは限らないものですが、ユニークな経歴を持っている人のは、いろいろなことを考えた挙句、そういう道をすすんでいることが多いので、感じることや考えることが多く、しかも小さい学校なので、そういう人と食事をしたり、時間を見つけていろいろと簡単に話ができたりすることは本当に贅沢な経験だと思います。

うちの学校はInnovationを生むことをとても大切にしていると思います。で、そのInnovationを生み出すためには、Diversity(さまざまなバックグラウンドの人が知恵や経験を出すことで新しいものがうまれるってとこでしょうか)が必要だということを意識していて、そういった意味で幅広いバックグラウンドの人をよくしる機会が多く用意されているんじゃないかなと勝手に思っています。(少人数の学校のメリットで、人を深く知ることができるところがあると思います。)Innovationはどんな分野でも、Technologyと全く関係なくても必要なことですし。

なので、Techに興味がない人でも、もちろんバークレーを堪能できると思いますし、いろいろないい刺激をうける機会が多いんだろうと思います。(私もTechnology全然バックグラウンドなかったです)。

意識としてむしろ高くてびっくりしたのは起業意識と、ヘルスケア/バイオの関心とNot-for-the-profitやNet Impactと呼ばれる非営利や持続可能な成長への意識です。これについては、また別の機会に。
posted by は at 17:43| サンフランシスコ ☀| Comment(0) | 学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

Berkeleyってどんなとこ? (1)気候

Berkeleyってどこらところなんだろうと思われる方も多いかもしれないので、いろんな視点からお伝えしていきたいと思います。今日は気候について知ってもらえればと思いました。

Berkeleyはアメリカ西海岸にあります。東海岸にはNew York、Boston、Washington DCなどがあります。フロリダも東側ですね。中西部はChicago、そして西海岸は、Seattle、San Francisco、Los Angelesと大きい都市でいえばあります。San FranciscoはSeattleとLos Angelesの真ん中よりやや南くらいにある感じでしょうか。California州の北Californiaといったところです。BerkeleyはSan Franciscoから大体車や地下鉄で30分くらいのところになります。

BEC8.JPG
右の写真を拡大してごらんいただければお分かりになるかなと思いますが、Berkeleyは、丘になっていて、海を挟んで対岸がSan Franciscoなので、高台に住んでいると、Berkeleyの臨海部と対岸のサンフランシスコがとてもきれいに見えます。(写真はあいにくの曇りなのできれいには見えませんが、晴れたらとてもきれいです)。海がある生活はとてもすがすがしいものだと思います。土地のつくりが神戸みたいになっているので、夜景もとてもきれいです。夜景についてはまた次回にでも。

Californiaというと常夏というイメージがあったのですが、少なくとも北カリフォルニアでは違いました。まずびっくりしたのは夏です。私たちはこっちに6月末にきたのですが、まず「涼しい」です。長袖はもちろん、朝晩はジャケットがいる感じ。これには、びっくりしました。サンフランシスコに夏に来る人、半そでで来ると100%後悔します:)。私もこっちで長袖とか、あたたかめの服買いました・・・。

日差しがでると強いのですが、からっとしているので、じめじめ度はゼロです。そして日陰に入ると、涼しいです。これは快適です。日本の暑さはうそのようです。

8月はどういうわけかサンフランシスコ、バークレー近郊(通称ベイエリア)は霧がおおいです。気象のことは詳しく分かりませんが・・・。海流がどうとか気流がどうとかありがたく教えてくれた人がいたのですが、難しくてあんまりよく分かりませんでした。結果として晴れを楽しめない日もある反面、総じて暑くならずいいです。面白いもので、車で少し(30分弱)西か北に行くと、快晴で、あたたかく強い日差しを楽しめます。

ベイエリアの気候の魅力は、9月10月11月だと思います。8月末から天気や温度が変わらず、霧が減り、ほとんど雨も降らずいい天気です。それでいて暑すぎず、過ごしやすい日々が続きます。えっ、11月なのにこんなにあたたかいの?と思うことはとても多かったです。

12月1月くらいになると少し寒くなります。「少し」というところがポイントで、最高気温が10度を切る日はほとんどないんじゃないかなと思います。雨が降る日がそこそこあったり、風が強い日があるのが難点です。とはいっても晴れれば、こちらの冬でも日本の秋みたいな感じがします。雪は降ったのを見たことがありません。そんなわけで今日は自転車で学校にいったのですが、耳が寒さで痛くなることもなく、手がかじかむこともなくとても快適でした。

うちが丘の上にあるので、帰りはひたすら上りで大変ですが・・・。

日本には日本のよさがあって、四季の移り変わりを実感できたり、桜を見れたり雪をみれたり、ととてもいいところがあると思います。それと同時に、ここへ来て、湿度があまりなく、晴れがとても多くて、いつでも快適な生活というのも気分がいいなあと。どちらもいいところだなあと思う日々です。天気や気候って生活の中でとても重要だなと思います。そしてアメリカの中でも、すごくよい気候のところで生活できることに感謝する日々です。

posted by は at 16:35| サンフランシスコ ☀| Comment(1) | バークレー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

Financial Accounting

UC Berkeley HaasのMBAでは、必修科目が、Marketing, Finance, Financial Accounting, Leadership, Leadership Communication, Operation, Data and Decision, Micro Economics, Macro Economics, Organization Behavior, Strategy, Ethicsとあります。(MBAの卒業に必要な単位51単位のうちの21単位だと思います。)、今日はそのうちのFinancial Accountingについて、思ったことをつれずれと書いてみることにします。

Financial Accounting? と思われる方も多いかもしれません。まあ、普通に考えたらそんなに盛り上がる教科じゃないと個人的に思います。MBAといったら、やれMarketingだとか、Strategyだとか、Financeだとかそういった科目が話題に出てくることが多いと思います。正直財務会計を楽しみに、と言う人は殆どいないと思います。

もちろん私もそのひとりで、Accounting? めんどくさいなあと思っていました。コンサルティングをやっていたときに、財務諸表を読んだりということは、そこそこやっていたので、Waive(テストうけて受かったら他の選択科目をかわりにとれる)しようかなとも思ったくらい。でも、まあ初めての学期だしとりあえず全部やってみるかと思い、やってみることにしました。

私たちのときこのAccountingを教えていたのはSuneel Udpaという先生だったのですが、彼の授業はとてもよかったです。彼のおかげでFinancial accountingをだいぶ満喫できました。

彼の授業は、「経営者は、会計上の数字を(合法的ななかでも)よく見せたい」、でもアナリストは「正しく分析して正しい投資判断をしないといけない」という双方の心理からはじまって、どうやって経営者が「よく」見せようとするか、どうやって、「正しく」分析しないといたいめをみるかという話につながっていくものなのですが、今までいろいろなところで習ったAccountingの教え方の中でベストだと思いました。Accountingのイメージは「仕組みはどうか」というところから始まりがちで、「暗記」だけして結局忘れちゃって使えないんだろうな、って思っていたんですけど、そうやっておしえれば、ためになるし、いずれ使えるなあと。人間の心理と仕組みをつなげて教えるのは、Accountingにかかわらず本当にいい方法だと思いました。

あと彼のJokeのセンスがまじいいです。クラスでは笑いが絶えません。しかも人を傷つけて笑いをとる芸風ではなく、自分を落とすか、Accountingをネタに笑いをとるところとかもいいです。

結局ここで思ったことは、どんなテーマも教え方を工夫することで、楽しくもつまらなくもなるということ。どんなことも人の心理とかかわっているということ。面白いものです。こういう先生に会うことができて、こういうことを考えることができるのもMBAの醍醐味だと思います。
posted by は at 04:42| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | 授業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

はじめてみました

こんにちは。

バークレーにきて、勉強、生活をはじめて半年近くになるのですが、ここにきて学んだことや感じたことを残しておいたらいいだろうと今更ながらおもったので、バークレーでの2年半についてのブログをはじめようとおもいました。

私は、UCバークレーでMBAとMPH(Master of Public Health)の勉強をしています。Healthcare Managementという分野の勉強をすること、そしてそれを基に働くことを通じて、社会にほんのわずかでも貢献できたらいいなと思っています。

たいして面白くないとは思いますが、人は人、わたしはわたしというものの見方でいろんなことを書いていきたいかなと考えています。

めんどくさがりでいい加減なところがなので、たまにしか更新しなかったりかもしれませんが、それはそれで許してください。

では、よろしくおねがいします。
posted by は at 12:37| サンフランシスコ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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